内容説明
『盲導犬クイールの一生』に登場する盲導犬訓練士・多和田悟。彼が「魔術師」と呼ばれるのはなぜか?どのようにして「犬の言葉がわかる人」になったのか。盲導犬訓練30年間の軌跡を描く、もう一つの感動の物語。新たに文庫版のための書き下ろし「“犬と暮らす”ということ」を収録。
目次
Prologue 「この子は、何があっても叱らないでください」
盲導犬訓練士、多和田悟について
1 「僕の左手が『この犬、OK』と言ったから」
2 「人はパンのみに生きるにあらず」
3 「グーッド・グッド」
4 「あなたがそれをやってください」
Epilogue 「初めて目を持ちました」
Plus “犬と暮らす”ということ
著者等紹介
多和田悟[タワダサトル]
盲導犬訓練士。1952年生まれ。滋賀県近江八幡市で育つ。青山学院大学文学部神学科を中退し、74年、日本盲導犬協会の小金井訓練センターに入る。日本盲導犬協会北陸盲導犬訓練所勤務を経て、82年、関西盲導犬協会設立時に訓練部長として参加。87年、盲導犬クイールを訓練する。95年、オーストラリアのクイーンズランド盲導犬協会に招聘される。2001年に帰国し、関西盲導犬協会のシニア・コーディネーターを経て、現在は、日本盲導犬協会付設盲導犬訓練士学校ゼネラルマネージャー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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