内容説明
不用意な発言をする政治家には「綸言汗の如し」、産地偽装の食品には「牛首を懸けて馬肉を売る」、世界経済は「危うきこと累卵のごとし」、高級ワインで「酒に別腸あり」、美人女優は「解語の花」、ふと気付けば「人生は朝露のごとし」。人の世の喜びも悲しみも、歴史物語であらわす故事熟語。味わい深い298語を1語1ページで紹介。
目次
国を治める
君主への訓戒
経営の苦楽
失敗した話
戦いに臨む
とかくこの世は
たとえて言えば
名前の由来
人生の辛い時
状況を伝える
日々の努力
教育の言葉
学問をする若者
才能の輝き
君子の品格
徳を説く
あんな人、こんな人
人の心
恨みや悲しみ
愛と友情
浮世を渡る
幸せとは
荘子と老子
気運の流れ
時はうつろう
著者等紹介
石川忠久[イシカワタダヒサ]
昭和7(1932)年、東京都生まれ。東京大学文学部中国文学科卒業、同大学院博士課程修了。桜美林大学教授を経て二松学舎大学大学院教授に。同大学理事長、学長をつとめ、現在は顧問・名誉教授。(財)斯文会理事長、全国漢文教育学会会長、全日本漢詩連盟会長
謡口明[ウタグチハジメ]
昭和18(1943)年、鳥取県生まれ。東京教育大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。文教大学文学部中国語中国文学科教授。全国漢文教育学会常任理事。『大漢和辞典』(大修館書店)の修訂版・補巻作成に参画
堀江忠道[ホリエタダミチ]
昭和20(1945)年、東京都生まれ。京都府立大学文家政学部文学科卒業。二松学舎大学特任教授。日本教育大学院大学客員教授。全国漢文教育学会常任理事。全国高校国語教育研究連合会顧問として、国語教育、特に漢文教育の普及に尽力
渡辺雅之[ワタナベマサユキ]
昭和26(1951)年、東京都生まれ。東京教育大学文学部文学科卒業。筑波大学附属高等学校教諭。全国漢文教育学会常任理事。高等学校国語教科書編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
-
- 和書
- 山のごちそう ちくま文庫