文春文庫<br> やわらかなレタス

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文春文庫
やわらかなレタス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 212p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167748029
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

ひとつの言葉から広がる無限のイメージ……。江國さんの筆にかかると、日々のささいな出来事さえも、キラキラと輝いて見えだします。

読者を不思議な世界にいざなう、待望のエッセイ集

ひとつの言葉から広がる無限のイメージ……。江國さんの筆にかかると、日々のささいな出来事さえも、キラキラと輝いて見えだします。

内容説明

リスが仮死状態になるくらい寒い場所でのむ、あたたかいジュース。湯通ししためかぶが青々とすきとおる、目のさめるような瞬間。はたけのじょうとうなレタスを食べた、ピーターラビットの感動…。食べものをめぐる情景が心にしみわたる、おいしいおいしいエッセイ集。

目次

あたたかいジュース
お正月のこと、あるいはまたしてもあたたかいジュース
お買物の顛末、あるいはししゃものから揚げあっさり炒め
鱈のこと
節分のこと
フライパン問題と目玉焼き
外は雨
さすらいのウェイターのこと
最近の至福
ニューヨーク・大雪とドーナツ〔ほか〕

著者等紹介

江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。87年「草之丞の話」で「小さな童話」大賞、89年「409ラドクリフ」でフェミナ賞、92年『こうばしい日々』で坪田譲治文学賞、および産経児童出版文化賞、『きらきらひかる』で紫式部文学賞、99年『ぼくの小鳥ちゃん』で路傍の石文学賞、2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、04年『号泣する準備はできていた』で直木三十五賞、07年『がらくた』で島清恋愛文学賞、10年『真昼なのに昏い部屋』で中央公論文芸賞、12年『犬とハモニカ』で川端康成文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

181
美味しそうな食べものの出てくる物語はなんだか特別。ムーミン谷のあたたかいジュースはよく覚えてるし、ハイジの特別な白いパン、ピーターラビットのやわらかなレタスはぜったい読んで確かめたい。ニューヨークの大雪とドーナツの組み合わせは寒さにかじかむこちらの脚先までじんわり温まるし、鰻のはなしを読んだらぜったいにもう鰻の口になってしまう。食べものに因んだエッセイ、というよりはひとつひとつのエッセイにそれぞれ違った食べものが登場しますよ、あしからず、といった感じ。私は食欲よりも出てきた本を読みたくなりました。2019/12/01

ちょろんこ*勉強のため休止中

156
食べることを通して、江國さんが日常生活で感じている事やふとした瞬間を瑞々しく描いたエッセイ。食はあくまでも感性を表現するツールにすぎず、ちまたによくある美食エッセイとはかなり趣が異なる。江國さんの感性には独特の”間”があるような気がするのだ。文章と文章の合間に”幸福な隙間”が溢れている。どこか夢の国のような。そう、江國さんのエッセイは幸福という言葉がぴったり。装丁も好き。2014/02/26

きりこ

87
特別なものでも珍しいものでもなく、日常口にするありふれた食べ物がとても美味しそうなものに思えて無性に食べたくなってしまうのです。あの地味な鱈さえ高級魚のようではないか、春野菜や柑橘類は瑞々しく香り立つ有様が目に浮かびとても愉しい気分になります。中でも枇杷の実の話が良いです。引用された「びわはやさしい木の実だから…」というまどみちおさんの詩も素敵です。キッチンに立ち、めかぶを刻みのり弁を作る江國さんの幸せそうな姿。食材一つ一つを丹念に観察する眼差しから日々の暮らしをとても大切にされている方だなと思いました。2014/03/12

つくよみ

87
★★ 食べ物にまつわるエッセイ集。ちょっとお洒落な料理あり、家庭的な料理もあり・・・どちらかと言うと、お洒落なウェイトが大きいかな?それでも気取りのない文章で、楽しく読める作品。著者が読んだ本の中で出会った「あたたかいジュース」とか「つめたい牛タン」勿論、表題にもなった「やわらかなレタス」とかのくだりを読んでいると、その原本を読みたくなる二次効果も。一番印象的だったのは「残りもののアスパラガス」・・・「誰かがお台所にやってきて、あなたの家族全員分の食事を、二週間作ってくれるのです」これだけで、お腹一杯♪2013/12/20

もんらっしぇ

82
江國香織さん、ほんとは読まないタイプの作家さんですがとても親近感があり、そして素敵な題名が気に入り手にとりました。ネタバレ的にいうと以前江國さんのご自宅の隣の隣の隣くらいに住んでいたことありましてw時々散歩中にお見掛けしました。男性と嬉しそうに腕を組んで、とか可愛いワンちゃんを連れてたりとか。本書は週刊文春に連載されていたエッセイを纏めたもの。食べ物やお酒の記述。シンプルな表現ながらその美味しさが読者に伝わってくる温かくほんわかした独特の世界観。気鬱になりそうなこのご時世、読んでいてなんだか癒されました♪2020/11/12

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