文春文庫
マイ・ベスト・ミステリー〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 413p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167740016
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

「『これを読んでいなかったら、自分は作家になっていなかった』そんな作品を、だれしも心に秘めているのではないか」(逢坂剛氏の序文より)。ミステリー作家たちはどんな作品に刺激を受けてきたのか?「最も好きな他人の作品」と「最も好きな自作」に加え、書き下ろしエッセイも収録した贅沢極まりないアンソロジー第1弾。

目次

阿刀田高(「運のいい男」;「替玉計画」(結城昌治)
阿漕な生業)
佐野洋(「お試し下さい」;「葬式紳士」(結城昌治)
ヒッチコック劇場の時代)
柴田よしき(「聖夜の憂鬱」;「版画画廊の殺人」(荒巻義雄)
無限のイマジネーションと日常の小さな謎)
志水辰夫(「ダチ」;「入れ札」(菊池寛)
頭の隅から)
乃南アサ(「かくし味」;「夢十夜」(夏目漱石)
文豪の夢)
宮部みゆき(「決して見えない」;「双頭の影」(今邑彩)
ピカリと閃いて)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kira

9
買ったのは9年前だと思う。平積みにされていた表紙に柴田よしき氏の名を見つけて手にとり、目次を見て『夢十夜』があったので買った。漱石が苦手でも『夢十夜』だけは好きで欲しかったから。それを選んだ乃南アサ氏のことは何も知らなかった。そうして、ほんのついでに読んだ『かくし味』にショックを受けた。こんなおそろしい話を書く作家がいるとは。この一編で乃南氏の名は記憶に刻まれた。このシリーズは、人気作家がもっとも好きな自分の作品と他人の作品を一本ずつ選んだアンソロジー。私には本書がベストだった。2016/11/19

takachan

5
アンソロジーなだけに(読む人により)玉石混合だと思う。掘り出し物は、「聖夜の憂鬱」と「隠し味」かな。何が何だか分からない作品もあった。2015/02/02

KAZOO

4
現存しているミステリー作家(出版当時)のアンソロジーで、その作家の自薦した作品と作家が過去になんらかの影響を受けた他の作家の作品ををそれぞれ選んでワンセットで掲載されています。非常にそこが面白く夏目漱石の「夢十夜」なども入っていてかなり異色な味わいがあります。全6冊ですが、今メジャーな作家が登場していてお得な本だと思います。2013/06/09

まままま

2
かくし味 双頭の影 特に、とても引き込まれました‼2018/08/23

なかりょう

1
著名推理作家によるアンソロジーで、粒ぞろいの短編を楽しむ事が出来ました。初めて読む作家の方も多く、これから他の作品も掘り下げていきたいです。2022/02/16

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