内容説明
父親が不倫の末に事故死した１７歳の高校生・功刀鈴と、夫と親友に裏切られた３４歳の女性歯科医・来野美那子。憎しみと悲しみによって過去の呪縛から逃れられない二人は出会い、心を焦がし、ただ素直に強く求めあうが…。年の離れた男と女が、激しくやさしい、どうしようもない愛を知る、著者渾身の恋愛小説。
著者等紹介
あさのあつこ［アサノアツコ］
１９５４年岡山県生まれ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師を経て、１９９１年作家デビュー。『バッテリー』（角川文庫）で野間児童文芸賞、『バッテリー２』で日本児童文学者協会賞、『バッテリー』シリーズで小学館児童出版文化賞、『たまゆら』（新潮社）で島清恋愛文学賞を受賞。児童文学からヤングアダルト、一般小説でもミステリー、ＳＦ、時代小説などジャンルを超えて活躍する（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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相田うえお
118
★★★☆☆18098 フジTV火9『僕らは奇跡でできている』榮倉奈々さんが歯医者さんを演じていますね。(何となく設定が似てたので、ついイメージがラップしてしまいました。)さて、この作品の主人公は女性歯科医師34歳、高校生男子17歳、それぞれに過去の辛い出来事が。。心に穴が空いてしまった者同士、いつのまにか互いを求め合う様になります。そんなシーンから始まります。ですが、読み進めていくと...先の見えない緩いカーブを曲がり終わって初めて視界が開けたとき、違う景色が見えてくる感覚に近い様な話の結末でした。2018/10/25
chantal(シャンタール)
82
5年前、美那子は親友と夫に裏切られ離婚した歯科医、34歳。鈴は父親と幼馴染の姉が不倫の末事故死した17歳。深い傷と孤独を抱いた二人はある日出会ってしまった。そう、出会ってしまったのだ。年齢差や社会的立場に関係なく、惹かれてしまうものは、好きになってしまったものはどうしようもない。これから二人がどんな風に愛を育んで行くのか、ちょっと羨ましくもある。これだけ年下の男との恋愛は色々大変だと思うけど、実際には・・2020/03/22
ユザキ部長
55
耳朶に触れる。冷たい手が肌に触れるのは火照ったから？女性の感覚的な。爪をたてる。潤いを与えて欲しい。っっと、まぁ冒頭はセックスシーンからですが、全っったく共感できません(笑)女34歳と男17歳の恋物語。もちろん逆に中年男と女子高生よりマシなんでしょう。。。お互い辛い過去から再生していくのだろうけど、嫌悪感です。ハイ。。2014/09/16
チアモン
40
34歳バツイチ女性と17歳男子高校生の恋愛。うーん。ありえないと思いつつも、二人の展開がすごく気になりグイグイ引き込まれた。あまり年の差を感じさせない二人。もし、私が男子高校生に告白されたら・・・。きゃぁ(／▽＼)♪・・・ありえないかな。2017/07/03
ぶんこ
35
あさのさんが、こういう恋愛小説？を書くんだと驚きました。 正直イマイチでした。 物語の設定にも違和感があるのと、裏切った親友や元夫を、そんなに許せるのかな？ 親友も元夫も、美那子さんに甘えすぎでは？ 無神経に思えて、物語に入り込めませんでした。 それぞれの人の心の闇というか、掘り下げが足りないように感じて、本当にあさのさんの作品？ 2015/01/18
