文春文庫
一枚摺屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 327p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167717841
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

第二次長州征伐の準備で騒然とする幕末の大坂で、打ち毀しを一枚摺(瓦版)に取り上げた親父の与兵衛が町奉行所で殺された。たかが一枚のために、一体何故?勘当中の息子、文太郎は親父の敵をとるため、潜りの一枚摺屋となって事の真相を探り始める。その発端は、三十年ほど前の大塩平八郎の乱に係わりがあるようだった。

著者等紹介

城野隆[ジョウノタカシ]
1948年、徳島県生まれ。大阪教育大学卒業後、教員生活を経て作家となる。99年、「月冴え」で小説NON創刊150号記念短編時代小説賞受賞。2000年、「妖怪の図」で第24回歴史文学賞受賞。05年、「一枚摺屋」で第12回松本清張賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ27

8
城野氏初読み。読メ友達が他作品を読んでいて面白そうだったけど、図書館になかった為、これを。 軽く読め、案外いい作品。ひところ、多読した類だけど。 些か、都合いいほどストーリーが展開して、ちゃんと結末で収まる。 とはいえ、江戸を離れての地方の人情を庶民(一枚摺屋と云うマスコミの原初スタイル)を通じて活き活きと描いている。 大坂と云っていた当時の風景、尊王攘夷、公武合体から崩落していく幕府、薩長が手を結ぶくだりの驚く様子等、軽いタッチで流して行く。 2013/06/19

コノヒト

0
行動力があって強くて女にモテる主人公に面映ゆい思い。大塩の乱から大政奉還を経て明治に至る、この辺りの時代を描いた作品はまだまだ読んでゆくつもり。2014/07/14

ニャニャニャニャ

0
最初面白いと思ったのに何か途中から面白くなくなった。一枚摺りを始めたくらいまでは面白かった。まさに別に。2014/05/05

mako02

0
幕末という時代と、瓦版という職業の設定に、ミステリーの要素も加わって、手軽に読める本でした。ミステリーの要素がもう少しあってもよかったかな!!2013/12/17

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