内容説明
事業破綻で2億円の借金を抱えた作家の山本一力さん、ギャンブルの借金で自宅を競売にかけられた囲碁棋士の藤沢秀行さん、咽喉の疲労で声が出ず、ライブハウスで土下座したジャズシンガーの綾戸智恵さん、NGを19回出して芸人引退まで考えたタレントの萩本欽一さんなど、数々の失敗から学び、立ち直った40人の人生。
目次
山本一力
倉本聰
安部譲二
梁石日
眉村卓
瀬戸内寂聴
小山内美江子
後藤正治
石原慎太郎
安藤忠雄〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
15
人生山あり谷あり。順風満帆な人生なんてどこにもない。2014/06/20
三平
14
各界著名人が語る自らの失敗を一つの本にしたもの。幼い時に別れて暮らした娘との亀裂を語ったジャズピアニスト穐吉敏子の言葉が印象に残った。「愛情は小さな炎のようなもの。何でもそうだと思う。夫婦の間でも。絶えず消さないように扇いでいないといけない。」どうしても人間は失敗してしまう。でも、そこから何かに気付き、得るものがあったなら、きっとそれは無駄なものではなくなるはず。失敗を大切にしていかねば。2016/09/07
スパゴー
6
著名人の失敗談や挫折した出来事を紹介した本。こう言っちゃ何ですが昔の方の方が失敗の規模も借金の金額も豪快ですね(笑)ハングリー精神がある人はやっぱり物事を突き詰める事が出来るのかも…。(私には無理)2014/12/24
すうさん
5
TV「しくじり先生」は結構見てるのだが、本書は多種多様の著名人の失敗談集。失敗からしか人生は学べないと私は思っているが、最初から失敗しようとしている人はいない。しかし冒頭の山本一力氏の失敗のように、昔の人の失敗は破天荒すぎて感動する。つまり失敗を失敗と思うかどうかである。また成功を成功と思わないからこそチャレンジし続ける。私は若い頃、挫折や失敗をそれほど経験してこなかった。今は沢山の挫折を経験し少しは成長できたと感じる。結局人生は偶然の積み重ねであり、大事なことは「考え方」なんだと思えるようになった。2020/09/04
James Hayashi
4
著名人の失敗談。アメリカでは失敗経験者や異色な人材が好まれる。この本は失敗後サクセスストーリーを歩んだ人の物語り。果たして日本で失敗が履歴書に書かれる時代はくるのであろうか?⭐三つと半分。2013/05/29