内容説明
夏のある朝、健康そのものだった妻が錯乱する。この時からうつ病の妻と過ごす日々が始まった。夫にできることは何か?自らが医者であるにもかかわらず、無力さを抱きながらの試行錯誤の連続。病院勤務のかたわら、妻と自分のために三度の食事の支度をし、きょうも一日平穏であれ、と願う日日を潔く克明に綴る、感動の記録。
目次
うつとの出合い
妻の日課
医師ではなく夫として
雨の降る日
息子の存在
反省
屋上から飛び降りたい
母のこと
妻の仕事
迷い
日曜日
妻の歌声
義父の叱責
娘の家族
私の軌跡
正月
快方へ
うつ病とは
著者等紹介
御木達哉[ミキタツヤ]
本名・御木達也。PL病院副院長。1936年、東京生まれ。中央大学法学部、同大学文学部独文科卒業。63年から66年までドイツ・テュービンゲン大学でカフカを研究。帰国後、日本大学医学部に学士入学、70年卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 思想の探究



