内容説明
岩茶という聞いたこともないお茶を飲みに、中国の武夷山へと赴いた。20年前のことである。そして、このとき初めて飲んだ岩茶が、ほどなく著者の人生を変えることになる。古来、中国の皇帝たちを虜にしてきた伝説の『大紅袍』をはじめ、謎めいた岩茶のちから、その現在・過去・未来を、本物の岩茶を日本に伝え続けてきた著者が解き明かす一冊。
目次
第1章 自然のちから、人間のちから(出会い;魔力;酔う;老朽化と蘇生;岩茶の品質 ほか)
第2章 岩茶のちから(お茶の成分;月より降りてくる「肉桂」の香り;武夷四大名茶;岩茶はもっと研究されていい;四君子)
著者等紹介
左能典代[サノフミヨ]
1944年静岡県生まれ。立教大学文学部卒業。出版社勤務の後、渡米。帰国後、企画制作オフィスを設立。80年代初めより中国に惹かれ中国取材旅行を開始し、1988年より日中文化交流サロン「岩茶房」を主宰。著書に『ハイデラパシャの魔法』(新潮新人賞受賞、新潮社)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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