出版社内容情報
気のいい女友達を拉致した冷血の犯罪者。あの娘を救うべく俺は幼馴染のギャングとともに走り出す。米国のミステリ通絶賛の快作!
内容説明
娘を殺され、悔恨の日々を送る俺のもとに、娼婦のミリアムから電話がかかってきた―助けてくれ、と。心の壊れた悪党に囚われているのだという。あの娘には借りがある。俺は救出を決意した。ダメ男の誇りと再生を賭けた戦いを超鋭利な語り口で叩きつける、グレッグ・ルッカ、リー・チャイルド絶賛のクライム・アクション。
著者等紹介
ウェイウェイオール,ロノ[ウェイウェイオール,ロノ][Waiwaiole,Lono]
サンフランシスコ生まれ。社会科と英語の教師であるほか、プロのポーカー・プレイヤーでもある。2003年『鎮魂歌は歌わない』で作家デビュー。アンソニー賞最優秀新人賞の候補となった
高橋恭美子[タカハシクミコ]
1960(昭和35)年、富山県生まれ。関西外国語大学卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナー
3
前作「鎮魂歌は歌わない」がそこそこ面白かったので、シリーズ第2弾の今作も読んでみた。今回は娼婦ミリアムから助けを求める電話が....。ミリアムはタチの悪いポン引きドゥーキーに囚われていた。娘を殺され悔恨の日々を送るワイリーは、ミリアム救出を決意する。前作同様、ワイリーとレオンのコンビネイションがカッコいい。男の誇りと再生を賭けた戦いを非情な語り口で描いた、傑作ハードボイルド!シリーズの次作も楽しみ。2014/03/15
ラス太
2
娼婦ミリアムから助けを求める電話が掛かってくる。ミリアムを助けるべく奮闘する主人公と相棒。どうやらシリーズの2作目だったけれど久しぶりの本格ハードボイルドで堪能した。どれだけ倒されても減らず口を叩く主人公と全てを達観したような相棒が格好いい。悪役もある意味魅力的。75点。2017/04/15
tom
2
面白いと思う人も多いとは思うのだけど、私には、そのようには思えない。第一にですよね、主人公のような行動をする人間が、とてつもなく情緒的で、自分の行う悪を「反省し、悔い悩む」ということがあるのだろうか。ここから、ストーリーは破綻してるのですよね。この作者の本を手に取ることは、この本で終わり。帯は書きすぎです。2011/06/15
ゾンビ屋ろめろ
0
前作に比べてヒキが弱すぎかな。相変わらずくっそどうでもいいやり取りがあってもう疲れちゃうよ。とにかく聞き返すばっかりの会話でお前ら耳鼻科行けよ。こういう会話の冗長さ訳者権限でばっさりいけないのかね。ところどころ光る文章もあってそれを探し出す面白さはあるんだけど全体の冗長さに疲れて読み終わった後の収支はマイナスかな。2017/08/28
tai65
0
星3つ2011/07/25