出版社内容情報
謎の勢力に突如追われはじめた平凡な男。走れ、走れ、走れ、生き延びるために!その速度、ディーヴァー超えの全力疾走サスペンス。
内容説明
電話の向こうで親友が殺された。死に際に僕の住所を殺人者に告げて。その瞬間から僕は謎の集団に追われはじめた。逃げろ!だが妻はオフィスに血痕を残して消え、警察は無実の殺人で僕を追う。走れ、逃げろ、妻子を救え!平凡な営業マンの決死の疾走24時間。イギリスで売上40万部、サスペンス史上最速の体感速度を体験せよ。
著者等紹介
カーニック,サイモン[カーニック,サイモン][Kernick,Simon]
1966年、イギリス、スラウ生まれ。大学卒業後、さまざまな職を経て2002年、「殺す警官」(新潮文庫)でデビュー
佐藤耕士[サトウコウジ]
1958(昭和33)年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
財布にジャック
67
「このミステリーがすごい」で15位にランクインしていたので、この作家さん初読みなんですけど、チャレンジしてみました。題名どおりノンストップな感じの疾走感のあるテンポの速いサスペンス物でした。辛い状況なのに、なんとなくユーモアを感じてしまうし、主人公がどこにでもいそうな営業マンっていうのが親近感があって良かったです。でも、読み終わった後「面白かった!」だけで終わっちゃいそうな完全なる娯楽物だったので、印象に残らず、きっとすぐ内容を忘れてしまうんじゃないかと心配です。2011/01/15
ホッケうるふ
19
邦題・解説・惹句の煽るスピード感は前半にはまるで感じられない。一人称と三人称を交互に配置する構成のサスペンスは古くはトニー・ケンリックの傑作「スカイジャック」以来お馴染みだがあれほどの興奮度はムリだろうがもう少し気張れなかったのか。一人称パートは偶然に頼り過ぎで三人称パートには緊張感がない。殺し屋パートは早くから出すべき。中盤のアクションから走り始めるが最後にどんな仕掛けがあるのかと思いきや期待した自分がうつけでした。ネタバレなどではなく最後の50頁は何も起きないので期待しない方が精神衛生上よろしいかと。2014/05/07
あちこ
10
タイトルに恥じない疾走感! 映画にしても面白そうだなぁ。とにかくテンポがよくて、勢いでぐんぐん読めちゃう。嫁は、おいおい……ってなったけど。ダニエルズなんかより、嫁のがよっぽど怖いよ。あれを許しちゃうなんて、トム、なんだかんだで懐広いよなぁ……。2014/07/10
たこやき
10
タイトルの通りスピード感抜群。次々と事件が起こり、テンポの良さは折り紙つき。翻訳も、そのスピード感を大事にしているように感じた。ただ、主人公を追うレンチあたりは、小者感を感じてしまうし、物語がこじんまりとした感があるのが残念。テーマ性とかがあるわけではないので、残るものはあまりないが、娯楽作品として考えればこれもアリ。2011/07/02
猫村さん
10
★★★☆☆ 海外ドラマ24に似た雰囲気、ハードボイルド系のミステリ。タイトル通りノンストップな展開で進んでいく物語は、読みやすいが淡々と進んでいく印象が強かった。自分は中盤くらいから先の展開が気になって一気読み。終わり方が賛否両論?自分はもう少し綺麗に終わって欲しかった。シリーズ化したいのかな。2010/08/10
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