文春文庫
ノンストップ!

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  • サイズ 文庫判/ページ数 445p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167705862
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

謎の勢力に突如追われはじめた平凡な男。走れ、走れ、走れ、生き延びるために!その速度、ディーヴァー超えの全力疾走サスペンス。

内容説明

電話の向こうで親友が殺された。死に際に僕の住所を殺人者に告げて。その瞬間から僕は謎の集団に追われはじめた。逃げろ!だが妻はオフィスに血痕を残して消え、警察は無実の殺人で僕を追う。走れ、逃げろ、妻子を救え!平凡な営業マンの決死の疾走24時間。イギリスで売上40万部、サスペンス史上最速の体感速度を体験せよ。

著者等紹介

カーニック,サイモン[カーニック,サイモン][Kernick,Simon]
1966年、イギリス、スラウ生まれ。大学卒業後、さまざまな職を経て2002年、「殺す警官」(新潮文庫)でデビュー

佐藤耕士[サトウコウジ]
1958(昭和33)年生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

67
「このミステリーがすごい」で15位にランクインしていたので、この作家さん初読みなんですけど、チャレンジしてみました。題名どおりノンストップな感じの疾走感のあるテンポの速いサスペンス物でした。辛い状況なのに、なんとなくユーモアを感じてしまうし、主人公がどこにでもいそうな営業マンっていうのが親近感があって良かったです。でも、読み終わった後「面白かった!」だけで終わっちゃいそうな完全なる娯楽物だったので、印象に残らず、きっとすぐ内容を忘れてしまうんじゃないかと心配です。2011/01/15

Cinejazz

24
〝事の始まりは、幼なじみの弁護士からの電話だった… 「助けてくれ!」「ああ、くそ。奴らが来る!」…電話の向こうで、死に際に僕の住所を殺人者に告げる声。この瞬間から僕の平穏な生活は、謎の集団に追われはじめた!…大学講師の妻は、校内に血痕を残して姿を消し、警察は殺人容疑で僕を逮捕に!…〟決死の逃走と妻子の捜索救出、絶体絶命の緊迫の24時間を描いた英国ミステリ作家<サイモン・カーニック>の偽りなきノンストップ・サスペンスの傑作。 これぞ、面白さ200%越えの超絶ミステリ-! …〝人の命を終わらせるという↓2025/12/04

ホッケうるふ

20
邦題・解説・惹句の煽るスピード感は前半にはまるで感じられない。一人称と三人称を交互に配置する構成のサスペンスは古くはトニー・ケンリックの傑作「スカイジャック」以来お馴染みだがあれほどの興奮度はムリだろうがもう少し気張れなかったのか。一人称パートは偶然に頼り過ぎで三人称パートには緊張感がない。殺し屋パートは早くから出すべき。中盤のアクションから走り始めるが最後にどんな仕掛けがあるのかと思いきや期待した自分がうつけでした。ネタバレなどではなく最後の50頁は何も起きないので期待しない方が精神衛生上よろしいかと。2014/05/07

sosking

12
タイトル通り、ノンストップで目まぐるしく物語が展開していく。慌ただしさがあるが、気が付けばあっという間に読了。2014/10/19

K.K.

10
開始早々からノンストップの展開で、息つく暇もなく最後まで。 で、最後になって振り返ってみると色々と粗があったりする、という実に不思議な作品。 登場人物の造形(の甘さ)や謎解き(の半端さ)を感じさせないで突っ走る筆力は相当なもの。まぁなんてったってノンストップだからね。変なところを評価しているけど、これはこれで楽しめた。2015/03/11

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