内容説明
治安の良さを誇るモンテカルロで起きた猟奇的な連続殺人事件。犠牲者は、F1レーサー、大富豪、天才バレエ・ダンサーなど著名人ばかり。犯人は、ラジオの深夜番組に予告の電話をし、犠牲者をほのめかす音楽を流した―。イタリアで発表されるや350万部のベストセラーとなった鮮烈なるデビュー作。ハリウッド映画化決定。
著者等紹介
ファレッティ,ジョルジョ[ファレッティ,ジョルジョ][Faletti,Giorgio]
1950年、イタリア・ピエモンテ州生まれ。テレビの人気番組でコメディアンとして名を馳せる一方、作詞家としてもミーナ、アンジェロ・ブランドゥアルディなどと組んで仕事をし、1994年のサンレモ音楽祭に出場して自ら歌い、準優勝と審査員賞を受賞。2002年に『僕は、殺す』を発表し、爆発的ヒットとなり、3ヶ月ベストセラー1位を独占した。2005年、ヴィア・ポー賞受賞
中田文[ナカタアヤ]
イタリア・トリノ郊外在住。イタリア語・フランス語翻訳者
村上圭輔[ムラカミケイスケ]
東京都在住。メールマガジン編集者。出版社勤務ののち独立。写真絵本、児童読み物などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Abercrombie
2
○ 舞台はモナコ、被害者の顔を剥ぐ猟奇殺人犯に対するは、心に傷を負って休職中のFBI捜査官、といかにもあざとい設定ながら、善玉・悪玉がはっきりした登場人物たちに、すばやいストーリー展開はわかりやすく読みやすい。気障ったらしい比喩表現を多用した文章と台詞廻しが妙に癖になる。2017/11/07
天翠
2
視点がころっと変わりやすいがまあ読みやすい。ほどよい謎と進行具合で読んでいる最中は没頭するが、終わってみたらあれー?回収されない伏線があるし、その人は駄目だろって人が途中退場させられる、最後の対決がなんかヒロイズムすぎる、語られるようで語られない犯人の精神構造と存在意義。盛り込み過ぎってことかな。でも面白かったよー。ハードボイルドのようでいて警察バディもののようでいて怪奇ホラーのようでいて時々コメディチック。(続く)2015/02/10
Steppenwolf
1
本書は2007年新聞の書評で高評価であった。確かに読みやすいし面白い。ただ最終評価は下巻を読了後まで保留したい。気がかりなのはこのような猟奇殺人を扱う作品を面白いと思って読んでしまう自分自身の嗜好である。2008/02/16
たみき/FLUFFY
0
サンタナの曲を聴きながら読むとびっくりします2007/06/22
けい
0
なんだろう、ストーリーは面白いけれどなかなか進まなかった。 心理描写と情況描写が入り乱れてなかなか入り込みづらい2025/02/10