内容説明
わが子３人が粗末な筏でアメリカ亡命を図った―だが海には嵐が迫る。工作員として冷戦を戦ってきたカルロスは、わが子の命を救い、親子の絆を取り戻すべく危険な海を目指す。だが彼方のアメリカでは彼を狙う卑劣な敵が待ち受けていた！老境の男の誇りを熱く描くサスペンス。
著者等紹介
コレア，アルナルド［コレア，アルナルド］［Ｃｏｒｒｅａ，Ａｒｎａｌｄｏ］
１９３５年、キューバ生まれ。アラバマ大学で鉱山技術を学んだのち、５０年代にアメリカ各地を放浪する。６６年に初の短篇小説集を刊行、同書はフィデル・カストロの絶賛を受け、のちにキューバのミステリ作家の嚆矢として同国ミステリ界の三巨頭の一人と見なされるようになる
田口俊樹［タグチトシキ］
１９５０（昭和２５）年、奈良市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。英米文学翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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