内容説明
彼女は首と四肢を切断されていた―ダーティ・サリー、彼女は何者だったのか。孤独な刑事ダンの捜査が開始された矢先、市の権力者たちに“サリー”の体の一部が届けられはじめた…市の上層部、警察、残忍な悪党が結託する街の暗い底へ踏み込んだダンの怒りの捜査が暴いた哀しい真相とは。エルロイ絶賛のダークな警察小説。
著者等紹介
サイモン,マイケル[サイモン,マイケル][Simon,Michael]
1963年生まれ。舞台俳優、タクシー運転手、DJ、編集者などを経て、2004年、『ダーティ・サリー』で作家デビュー
三川基好[ミカワキヨシ]
1950(昭和25)年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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hikarunoir
1
容赦ない腐敗と暴力。男泣きはないが情念の徹底にエルロイ遺伝子の気配が。訳も素晴らしい。2010/11/14
ミナコ@灯れ松明の火
1
一見関係のないような複数の事件が絡み合いながら結末に向かう。重くて暗くてどうしようもないほど希望の欠片もないけれどこれはこれでありかなあと。2010/01/20
狂人29号
0
暴力的な文章に魅力がある。エルロイに気脈通ずる。救いようのない人物、陰鬱とした展開だが、幻想的抽象的な描写はなく、不明な文章もない。やり切れない幕切れは、まさしくノワール。2014/08/24
gold-fish
0
Jエルロイ絶賛の帯に惹かれたけれど、想像以上にテイストが近く、内容も十分満足がいくものでした。 シリーズものとは思ってなかったけどこれ続くんですね。 P・コーンウェルの検視官シリーズにも少し通じるものがあるかもです。2013/02/03
knm296
0
エグい。2012/10/03
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