内容説明
1950年代、南太平洋の珊瑚礁に、米軍は「水爆を楽しめ」と言って若い兵士を送り込んだ。そこは絶海の孤島。任務終了まで、死なない限り出られない。そして彼らの任務とは―整列して水爆の爆発を見ることだった!恐怖と絶望に苛まれ、人格崩壊に追い込まれる兵士たちの中で、著者が見出した生への手がかりとは…。
目次
第1部 エニウェトク島へようこそ
第2部 カッコーの巣
第3部 キノコ雲
第4部 一年間の有給休暇
第5部 奇形
第6部 生きのびる
著者等紹介
ハリス,マイケル[ハリス,マイケル][Harris,Michael]
1955年から1年間、南太平洋の核実験場に若き米陸軍兵士として駐留。除隊後、CBSに入り、郵便物配布係から昇進して広報担当取締役を長年務める。11年間は「エド・サリバン・ショー」の担当だった
三宅真理[ミヤケマリ]
1972年東京外国語大学英米語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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