出版社内容情報
恋人をK2で亡くした山岳家は、再びこの山にツアーガイドとして還ってきた。山頂を目指す彼に立ちはだかる自然の脅威と登山家たちのエゴ。
内容説明
世界第2の高峰、ヒマラヤのK2。未踏ルートに挑んでいた翔平は登頂寸前の思わぬ事故でパートナーの聖美を失ってしまう。事故から4年、失意の日々を送っていた翔平は、アマチュア登山ツアーのガイドとして再びヒマラヤに向き合うことになる。パーティに次々起こる困難、交錯する参加者の思い。傑作山岳小説、待望の文庫化。
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒。出版社勤務の後、フリーライター。2001年に『時の渚』(文春文庫)で第18回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞する。また、2004年には『太平洋の薔薇』(光文社文庫)で第6回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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