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文春文庫
海鳴(uminari)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 338p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167675042
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

十五年前の出来事がきっかけで、歌手の夢を捨てたはずの女は、奇跡の歌声を持つ自らの娘に、再び夢の続きを見た。だが、娘のデビューと引き換えに封印したはずの過去を紐解いた代償が、やがて二人に迫る。思惑渦巻く芸能界と海に臨む鎌倉の料理宿を舞台に、心に空虚を抱えた女性の彷徨の行方を描く長編小説。

著者等紹介

明野照葉[アケノテルハ]
東京都生まれ。東京女子大文理学部社会学科卒業。1998年「雨女」で第37回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2000年『輪(RINKAI)廻』(文藝春秋)で第7回松本清張賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

RIN

14
ひどくちぐはぐな印象の読後感。まずは歌の神様に愛されたRUKAのヒット曲の歌詞と歌手を売り出す芸能界がものすごく昭和な感じ。勿論、芸能人の売り出し方なんて全く知らないが、今もこんな少女漫画みたいなベタな感じなのかな?と。明野さんは女性が人に見せたくない自分も直視したくない醜い部分を描かせたらピカイチだと思っていたが、本作は登場する人物誰一人として共感も感情移入もできなかった。バブル期に青春を過ごした母と2000年時点で中学生の娘って、こんななのかな?とそれだけが気になって集中できなかった。2012/09/14

Ayako H

6
図書館から。明野作品だからぜ~ったいラストは不幸になる、と思いながら読んでいて、出だしからこんなことがおきて、こんな経過で、ラストはどれだけ不幸になるの・・・と思っていたら意外な結末だった。明野作品を読むときは不幸を期待している?という意味でちょっと肩すかしでした。2016/01/15

miwapicco

5
またまた、今回は地の文が自意識過剰というかふるいすぎでー( ̄ー ̄) 良枝もRUKAもだれも共感できん。義人くんだけじゃ。てゆーか自戒を込めてなのか、、、(−_−;)2012/02/18

パンダプー

5
正直面白くなかった。ストーリーも主人公も・・・。 どうせなら主人公が腹黒い方が良かったわ。 ところで、娘の芸名がRUKAって・・・槇村さとるの芸能漫画のBELIEVEの主人公もルカだったなあ・・・。まったく関連はないけど。2012/02/11

tetsujin

4
中だるみしたけど、最後はきれいに収まった2017/03/29

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