内容説明
“おらんく”とは土佐弁で「おれの家」のこと。愛する故郷・高知から上京して四十年。二十一世紀の江戸に暮らす、山本家は今日も大騒ぎ。「週刊文春」連載の爆笑日常エッセイ第一弾。効果的なセールストーク、道中疲れを治す秘伝、贈り物の極意―生きていく上で役立つ“一力流格言”は、きっとあなたの心に届くはず。
目次
夏
秋
冬
春
ふたたび、夏
ふたたび、秋
著者等紹介
山本一力[ヤマモトイチリキ]
1948年、高知県生まれ。都立世田谷工業高等学校電子科卒業。旅行代理店、広告制作会社、コピーライター、航空会社関連の商社勤務などを経て、97年「蒼龍」で第77回オール讀物新人賞を受賞。2002年『あかね空』で第126回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
HIRO1970
48
⭐️⭐️⭐️山本一力さんは2冊目でまだまだ初心者です。しかも本来のターゲットである歴史小説はまだ読んでいません。前回に引き続きこの作品もエッセイでして著者が50台中頃の時の作品です。そんなに高齢では無いのに若い時から苦労をしていたせいか、話題の引き出しが非常に豊富で子供時分の背景のお話し等はお歳がもう20歳位上でもおかしくない程です。実に含蓄に富んだ素晴らしいエッセイでした。まるで池波さんを彷彿とさせるような本作を読んで、時代小説への期待感がまた一つ高まってしまいました。オススメです。2015/05/28
なあちゃん
2
山本一力さんの作品をここしばらく読んでいて、作者のエッセイもちょっと、箸休めな感じで読んでみた。 土佐弁がかわいらしく感じる。山本さんて、面白い人なのね。2014/05/11
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2
週刊誌に連載されたエッセイ集。江戸と高知とアメリカに関わる話題多め。家族、とりわけ奥様に対する深い信頼も窺えて微笑ましい。2012/03/01
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