文春文庫
平城山(ならやま)を越えた女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167666170
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

奈良坂に消えた女、ホトケ谷の変死体、50年前に盗まれた香薬師仏。三つの謎が物語る悲劇の真相とは? 浅見光彦、42番目の事件。

浅見光彦、香薬師仏の謎に挑む!

奈良坂に消えた女、ホトケ谷の変死体、50年前に盗まれた香薬師仏。三つの謎が物語る悲劇の真相とは? 浅見光彦、42番目の事件。

内容説明

仏像めぐりが趣味の編集者・阿部美果は、京都・大覚寺で行方不明になった娘を探す男と出会う。数日後、その娘らしい女が変死体となって発見され、美果は行き合わせたフリーライター・浅見光彦と、事件の真相を追い始める。やがて半世紀前に起きた新薬師寺の香薬師像盗難事件との意外な接点が浮かび上がる―。

著者等紹介

内田康夫[ウチダヤスオ]
1934年、東京生まれ。コピーライター、テレビCM制作会社経営を経て1980年、「死者の木霊」でデビュー。以後、文筆活動に入る。著作は浅見光彦シリーズのほか、“信濃のコロンボ”こと竹村警部シリーズなど多数で、150作を超える。発行部数は1億部を突破(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぱちお

26
新薬師寺は何回も行ったことがあるのに、香薬師のことは知らなかった。たぶん、今年も奈良には行くので、新薬師寺に行こうと思う。この話、けっこうどろどろしてた。そんな中、浅見さんはいく先々でモテるけど、事件が終わるとそれっきりなんですかね?2016/01/16

mahiro

4
題名に惹かれて空港での時間潰しに手にした。 浅見光彦とはTVでよく再放送しているあれか、もしかして原作はもっと深いものかな…と思って読んで見たがやっぱりTV以上の物ではなかった。 奈良のお寺や仏像に絡めたストーリーは悪くはなかったが、あまりにも都合よく偶然が重なる人物の繋がりとかが興ざめ。 一時間もあれば読めてしまうので旅行の車中で読むにはいいかも知れない2014/01/12

如雨露屋

2
講談社編集者だったかのアイデアで、これまでの伝説、社会派ミステリーシリーズに加え新たに編まれた文芸ミステリーと呼ばれるシリーズの中の一作。 文春文庫版。 雨の中を傘もささずに、夕日地蔵の前で誰かを待つ女性の姿が印象的。どこかうら寂しさの漂うプロローグの描写が物語のラストまでうつくしく映える。 秘仏とされる奈良の香薬師仏にまつわる謎もおもしろい!2016/07/20

よし

2
★★★★☆ 浅見光彦シリーズに初挑戦。仏像などに興味がないため、話の内容に引き込まれることはなかったけど、楽しめました。総評すると、まあまあという感じ。推理にちょっと無理がある部分もあるような。2015/09/27

Kiyoshi Utsugi

1
浅見光彦シリーズの一つで、京都、奈良を舞台としたものです。 物語はかつて奈良市にあった学者や文化人に愛された旅館「日吉館(実在した旅館)」の記事を書くために、浅見光彦が訪れるところから始まります。 事件が起きたのは、京都府と奈良県の境にある木津川市(京都府)のホトケ谷で死体が見つかります。 この事件を浅見光彦とヒロインの阿部美果が解き明かします。 これを読んだら京都・奈良に行きたくなりました。2015/12/30

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