文春文庫<br> 翔ぶが如く〈9〉 (新装版)

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文春文庫
翔ぶが如く〈9〉 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167663032
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

熊本をめざして進軍する政府軍を薩軍は田原坂で迎えた。ここで十数日間の激しい攻防戦が続くのである。薩軍は強かった。すさまじい士気に圧倒される政府軍は惨敗を続けた。しかし陸続と大軍を繰り出す政府軍に対し、篠原国幹以下多数の兵を失った薩軍は、銃弾の不足にも悩まされる。薩軍はついに田原坂から後退した…。

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
大正12(1923)年、大阪市に生れる。大阪外国語学校蒙古語科卒業。昭和35年、「梟の城」で第42回直木賞受賞。41年、「竜馬がゆく」「国盗り物語」で菊池寛賞受賞。47年、「世に棲む日日」を中心にした作家活動で吉川英治文学賞受賞。51年、日本芸術院恩賜賞受賞。56年、日本芸術院会員。57年、「ひとびとの跫音」で読売文学賞受賞。58年、「歴史小説の革新」についての功績で朝日賞受賞。59年、「街道をゆく“南蛮のみち1”」で日本文学大賞受賞。62年、「ロシアについて」で読売文学賞受賞。63年、「韃靼疾風録」で大仏次郎賞受賞。平成3年、文化功労者。平成5年、文化勲章受賞。平成8(1996)年没
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Die-Go

124
今年の大河ドラマのために再読。明治初期に興った「征韓論」に始まり、「西南戦争」に至る動乱の時代を描く。前巻から続く西南戦争。西郷隆盛を頭に抱く鹿児島士族と、大久保利通率いる官軍の攻防は一進一退で泥仕合の様相を見せる。そして徐々に反乱軍の勢いは減じていく。戦争の有り様が淡々とした筆致で描かれていて、それが逆に辛さを増させる。いよいよ最終巻。どのように戦争の始末がつけられるのか。★★★★☆2018/01/06

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

93
ようやく9巻。戦いは西南戦争最大激戦である田原坂の戦いへ。戦闘力と極地での戦術に勝る薩摩軍も政府軍の圧倒的な物量の差に形勢を立て直すことができない。全体戦略の無い状態で次第に追い詰められていく。この期に及んでも西郷は自ら動くことはなく、むしろ桐野ら取り巻きが西郷を抑えようともしている。西南戦争は西郷の戦いではなく、取り巻きが起こした戦いなのだ。それにしても、旧会津藩の薩摩への恨みを利用し、決死隊を構成するなど、いつの時代も政治というものは醜く、恐ろしい。2013/06/22

優希

90
ほぼ西南戦争の様子が語られていました。強い薩軍の士気に圧倒される政府軍ですが、それも最初のうち。徐々に不利な状況に追い詰められていくのですね。衰退はよくわかりますが、戦争の行方はどこに着地するのでしょうか。2019/01/25

やっちゃん

78
短いスパンで場面が変わるので切り替えるのがしんどい。時間がやたらと前後するのも流れが悪い。総じて読みづらい田原坂。銃弾同士が衝突するとはいかに乱れ撃ちだったのか。神格化されたせごどんだけど、この小説では彼のすごみがまったく伝わってこないのが残念。2024/02/28

aqua_33

66
西南戦争。そんな戦争があったことも勝敗がどちらかというのも知っている。知らないのは西南戦争の詳細な攻防や薩軍、官軍の建前本音を含んだ各々の思い。この巻はそれを払拭してくれた。知れば知るほどおぞましく、薩軍(幹部)に至っては「死ぬなら勝手に死んでよ、何で他を巻き込むの?強要するの?」と憤慨しまくり。太平洋戦争時代の日本軍を彷彿させる。象徴である西郷は撤退の際にも肥満のため歩けず駕籠に乗って移動とか、情けないことこの上なし!《2018年24冊目》2018/02/03

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