内容説明
シベリアの僻地で殺人が発生。人員不足から捜査を命じられた市長ノーヴィクが事件を探り始めた矢先、娘が失踪した。事件の謎は凍土の彼方に隠されている。彼は決意した―娘と町は私が守る、戦ってやろうじゃないか。市長は収容所帰りの相棒とともに厳寒の地に赴く。心優しき男の意地を描き、冒険小説ファンの渇を癒す痛快作。
著者等紹介
ホワイト,ロビン[ホワイト,ロビン][White,Robin]
油井労働者、科学ライターなどを経て、1990年「ステルス機密航路」(光文社文庫)でデビュー。遭難したロシア原潜にまつわるノンフィクション「敵対水域」(ハクソーゼン、クルジンと共著、文春文庫)は、わが国で非常な好評を得た
鎌田三平[カマタサンペイ]
1947(昭和22)年、千葉県生まれ。明治大学文学部卒。作家、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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goro@the_booby
49
ソ連崩壊後のロシア、シベリアの小さな田舎街マルコヴォで起きた事件を捜査するはめになった市長ノーヴィク。市では手当も払えず捜査官もいないこのうらぶれた土地。極寒の地ではなぜか原油堀をしないアメリカの石油企業と絶滅間近のシベリアタイガーの姿があるのだ。市長を補佐する運転手チェ―チェンが頼もしいし、反抗期を迎えた娘ガリーナやヒロインとなるトラ保護活動家アンナなど脇を固めるキャラクターが良い。前半はもたつき気味だったけど後半はスピードが増して勢いある冒険小説でした。へこたれないノーヴィクが好きだね~。2020/04/15
tai65
1
星4・52012/02/05
yooou
0
☆☆☆☆★2005/01/15
さかき
0
「おまえがやったことを見なさい」タデウシュが舌を鳴らした。「この子を泣かせてしまった」2019/09/22
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