内容説明
子供を遊ばせようと訪れた公園で出会った4人の女性。喜びも苦しみも分かちあってきた、かけがえのない友だちだったのに、23年後、ひとりは無残に殺され、ひとりは裏切り、ひとりは…。女の人生の不合理さ、母娘のせつない関係を描かせたら、この作家の右に出るものはなし!新たな広がりと深みを感じさせる待望の最新作。
著者等紹介
フィールディング,ジョイ[フィールディング,ジョイ][Fielding,Joy]
アメリカの女流小説家。8作目の「優しすぎて、怖い」でベストセラー作家の仲間入りをする。2女の母で、現在はトロントとパーム・ビーチに住む
吉田利子[ヨシダトシコ]
昭和21(1946)年、埼玉県生れ。東京教育大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
若作りのオバちゃん
3
DV、セクハラ、殺害、友達をも踏み台にし自己利益を得る、そんな女友達4人の人生。ダークだけど、旨味がギュッと詰まっていて面白かった。2013/11/11
よっふぃー(三連休が待ち遠しい)
2
厚いけど、一気に読めます。本作はデスパレートな妻たちみたいな感じかな、色んなタイプの女性たちの人生いろいろ物語。フィールディングって評価あまりされてないんだろうか。女性には全般的に受け入れられる作家さんだと思うし読まれないのは勿体無いなあ
御子柴
0
この本を心の底から楽しめるのは、絶対に女性たちだ。ちょっと大げさだけど、本当にそう思えるような本。四人の女性たちが親友になり、その友情が木っ端みじんに打ち砕かれるまでのストーリー…序章でそう明記してあるので、誰が裏切り者か?誰がこの世を去るのか?予想しながら読み進め、最後まで加速度的に面白くなっていく。DV、浮気、キャリア、セクハラ…女性たちが直面する不幸にハラハラしつつ、最後はなんとも切ない読了感だった。フィールディングの本は当たり外れが大きいように思うけど、これは間違いなく、大当たり。2016/07/25
月
0
5回目ぐらいの再読。何度も繰り返し読みたくなる。2016/03/22
アッシュ姉
0
★4.5