内容説明
あの頃、テレビは正義と愛のドラマで溢れていた。貧しくても豊かな何かを皆が待っていた。子供達は悪を倒すヒーローから「闘いの哀しみ」も学んでいた…。７０年代テレビの歩く図鑑である著者が渾身で描き出すあの作品、この作品。懐かしさと同時に、日常に埋もれかけていたあの頃の気持ちが熱く蘇る一冊。
目次
慟哭の章―宙（おおぞら）に逝った英雄たち（『ジャイアントロボ』―いいも悪いもリモコン次第；『魔神バンダー』―宇宙からやって来た大魔神 ほか）
熱き血潮の章―人の心を守った英雄たち（『スペクトルマン』―まぶたのヒーロー；『快傑ライオン丸』―哀しき剣士、トビムサシ ほか）
魂の章―生きていくために決して忘れてはいけないこと（『怪奇大作戦』―死神の子守唄；『へんしん！ポンポコ玉』―タヌキがくれた不思議な玉 ほか）
清貧の章―清く貧しく美しく！（『鉄人２８号』―原子だ原子だビカビカギラギラ…；『スーパーロボットマッハバロン』―頼む頼む頼む頼む ほか）
著者等紹介
岩佐陽一［イワサヨウイチ］
１９６７（昭和４２）年１月２１日神奈川県生まれ。ザテレビジョン（現・角川書店）の社員を経て、フリーのライターに。現在は、ＴＶ・映画・漫画・怪獣・料理・鉄道など、そのカルトな知識を生かして、執筆業のほか、ＴＶ・映画の脚本・プロデュース、漫画原作、雑誌の特集構成まで幅広く手がける。キャラクタービジネスの専門会社（株）バッドテイスト代表取締役
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感想・レビュー
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緋莢
17
敵にリモコンを奪われて暴れるも、大作少年の叫びで我に返り、最終回では 命令を無視してある行動を起こした「ジャイアントロボ」、戦争に翻弄された兄妹の悲哀を描いた「怪奇大作戦」の「死神の子守唄」、１週間かけての 戦いが妙に味のある「行け！ゴッドマン」・・・７０年代の特撮、時代劇、アクションドラマを中心に、その魅力と面白さを語る。 2017/01/05
らんまる
1
とても懐かしく読みました。番組の紹介はともかく筆者の思い入れがかなり激しく書かれているので、拒否反応を起こす人がいるかもな。まあ、言わんとしている事はわからないでもないですが。レインボーマンとか昔の特撮番組をまたぞろ観たくなりましたよ。いまじゃ、決してTVで放送できないものも多いでしょうけど。2010/06/16
