内容説明
公立校でのいじめや学級崩壊が問題化するにつれ、過熱する“お受験”。かつて働く母親として“お受験”に挑戦し挫折した著者が、幼稚園・小学校受験を体験した親たち４０人の本音を徹底的に取材した。わが子の私立校受験を考えている人には必読の入門書。巻末に名門お受験小学校ガイド、私立校ＶＳ公立校卒業者就職先リスト付き。
目次
プロローグ お受験との遭遇
第１章 二歳の秋―お受験前奏曲
第２章 五歳の秋―お受験本番！
第３章 当世「塾」事情
第４章 戦いすんでもゴールは遠く
第５章 お受験は本当にトクか？
エピローグ お受験を卒業するために
著者等紹介
片山かおる［カタヤマカオル］
フリーランス・ライター。１９５４年兵庫県生まれ。上智大学外国語学部仏語科卒業。新聞・雑誌等で女性や子どもの問題についてのコラム執筆のほか、翻訳も手がける。著書に『男たらし論』（共著、平凡者）、『ファッションデザイナー ココ・シャネル』（理論者）、『建てて、納得！ あなたも理想の家が持てる』（文芸春秋）。訳書に『ヴォーグで見たヴォーグ』（グレース・ミラベラ著、文春文庫）、『性体験』（ナオミ・ウルフ著、文芸春秋）『わたしは生まれかわる』（アンナ・ミチナー著、白水社）他多数
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感想・レビュー
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河副ときわ
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地方に住んでいると「東京」自体が幻想なのだが、現実に存在した（する？）『お受験』という名のファンタジー。幼稚園受験、小学校受験が主となる。「老舗組」「たまたま組」「まっしぐら組」の分類に、なるほどと思った。母親・父親・子供、と体験者へのインタビューが掲載されており、どちらか一方に肩入れすることなくすっきりと読めた。2015/09/14
