文春文庫<br> 愛か、美貌か―ショッピングの女王〈4〉

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文春文庫
愛か、美貌か―ショッピングの女王〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 245p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167658052
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

デフレ不況もなんのその。イケメンのホストにハートを鷲掴みにされてしまった女王様。なんと1年間で1500万円もの大金をつぎ込んでホストクラブで放蕩三昧。その上、若さと美貌という幻想の果実を追い求め、プチ整形の虜となってしまう。ホスト、整形…、女王様が欲しいモノは、ホントに金で買えるのか。

目次

ホストクラブの女王!?(ホストクラブの女王!?;恐怖の散財 ほか)
メイクの落し穴(前借りのお願い;激動の三カ月 ほか)
いざ、憧れの馬主席へ(作家的生き方;若返り計画 ほか)
プチ整形リポート(一夜限りのホストクラブ;おもしろい現象 ほか)

著者等紹介

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年福岡県生まれ。同志社大学英文科卒。コピーライター、雑誌専属ライターなどを経て、作家デビュー。ジュニア向けファンタジー小説の分野で活躍する傍ら、自らの壮絶な浪費生活を綴るエッセイストとしても注目される
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

73
【KU】なんか取り憑かれたように読んでいるな。やはり自分と違う人の頭の中(それもバランスの取れていない人)は興味深い。買い物依存からホスト依存、そして整形(まだメスは入れていない)。ようやくここまで依存する理由が見えてくる。自分が醜いという思い込み。だから誰からも愛されない、大切にされないという思い込み(これが主観的なものであることを中村うさぎ本人も理解している。聡明な人なのである)。過剰なものを求める人は大いなる欠落を抱えている。次巻で遂に体にメスが入るらしい。2024/11/13

吉田あや

67
どんどん読むのが切なく苦しくなっていくショッピングの女王シリーズ。今回は買い物からホスト、整形へとお金の行く先が変化していく激動巻。あるホストにハマリ、全てのお金と情熱を傾け、狂乱の中でドンペリを抜く日々。色と欲とプライドが渦巻き、愛着と憎しみ、破滅と背徳の快感に満ちた3か月を経て辿り着いたのは「若さと美貌」への果てしない渇望。雑誌企画のプチ整形に始まり、どんどん高まる「美」の追求。東電OL、福田和子と自分を重ね、変わりゆく自分の垣間で見る世界はうさぎさんに何をもたらすのだろう。2016/05/09

A10

4
自分の欲望に果てしなく忠実で、正直な女王様が、ブランドの次にはまってしまったのは、ホストクラブと整形でした……。身体をはって、自分の自意識をさらけ出す女王様に、完全感服です。敵いません。跪きます。ひれ伏します。最初は違和感があった、冒頭の「聞いてくれ民よ!」の呼び声に、今じゃすっかり「なんでしょう、うさぎ女王様!」と応えている自分がいるよ。2009/11/06

3
月末のホストクラブ。参加したくはないけど覗いてみたい世界でもある。そんな願いを叶えてくれた本です(笑)2011/05/03

fengui

2
ここまで赤裸々に書けてしまうのがすごい。 やらかしているのにどこかで客観的な「うさぎさん」がもう一人いるんだろうな。

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