内容説明
高校を卒業し、会社員となって十年たった頃、ふと目にした「日本そば大学講座」という新聞記事が著者の運命を決定した。それから栃木県「一茶庵」で修業に勤め、一人立ちして東京南長崎で「翁」を開店。ほどなくそば好きの間で名声を得、山梨県長坂へ移転し、超人気店となり、遂に広島県豊平へ移住したそば打ち職人の繁盛記。
目次
ようこそ翁へ
僕はそば屋になりたかった
空調会社のサラリーマンに
手打ちそばとの出会い
一茶庵での修業時代
東京南長崎「翁」
独立へ。こんな店を作った
そば好きのお客さんに支えられて
縁あって結婚
自分のそばを求めて〔ほか〕
著者等紹介
高橋邦弘[タカハシクニヒロ]
1944年生まれ。高校卒業後、会社員となる。72年、一茶庵・片倉康雄のそば教室を受講、手打ちそばに出会う。73年、一茶庵宇都宮店に修業に入る。75年、退店し、東京南長崎で翁開業、86年山梨県長坂に移転。2001年6月翁を弟子に譲り、8月に広島県豊平町に転居、屋号を達磨と改め再出発。豊平町では不定期に週末営業のそば屋、そば教室を開設、その他日本各地でそば打ちなど多岐にわたって関わっている
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感想・レビュー
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Koji
1
ひとつのことを極めてみたいという気持ちにさせられる本。2014/11/27
onsenwdr
0
この人(著者)は、自分の仕事を自分で完全にコントロールできて、しかも楽しんでいる。ほんとにうらやましい限りだし、自分もいつかそうなりたいと思う。2016/07/30
RuiRui
0
山梨・長坂の店に置いてあったので後ほど興味をもって読んでみました。もうお弟子さんが切り盛りしているところですが。様々なところへのコダワリと、その興味へのあくなき探究心、それは芸術家に通じるようにも思いつつ、かといって優しい語り口調でもわかるような人柄が、なかなか善きバランスをもっているように感じました。達磨、いってみたいですがさすがに遠いですね・・・w2014/07/24
tomo
0
人生観が詰まった職人の生きざまが良い やっぱり好きなことをしてるのが一番だということ 2013/06/22
ばな
0
高橋さんのお蕎麦、食べてみたいです。こんな素敵な職人人生もあるのですね。2011/08/07