内容説明
「大胆な規制緩和が実行されれば物の値段が下がり、消費者の実質所得が上昇、新産業が生まれ、雇用は増大する」。90年代初頭、市場万能主義者たちはこう約束した。現実は果たしてどう推移したか。70年代に米国で始まった規制緩和の波は我々の社会をどう変えたか?新章『マネー資本主義と規制緩和』を書きおろし追加。
目次
第1章 米国の壮大なる実験は警告する
第2章 平岩研メンバーの批判に答える
第3章 淘汰の時代は始まっている
第4章 「規制緩和万能論」はなぜ燃え上がったか
文庫版特別書き下ろし―マネー資本主義と規制緩和
著者等紹介
内橋克人[ウチハシカツト]
1932年神戸市に生まれる。時流に惑わされず本質を見抜き、冷静な分析と勇気ある発言を続けてきた
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