内容説明
“少年H”こと妹尾河童さんは大人になってからどんな家庭を築いたのか。前夫人に先立たれた河童さんに嫁いだ茂子さんが綴る、まま子・真美さんと実の子・太郎くんを巣立たせるまでの一家の記録。有名な「一年契約の結婚」や子どもは25歳までに独立すべしという「25歳定年制」などユニークなエピソード満載。
目次
突然のプロポーズ
家族再スタート
まま母と告げる
実の子誕生
河童の子育て実験
真美と太郎の違い
二人の思春期
親の自立
まま子(真美)の言い分
実の子(太郎)の言い分
著者等紹介
風間茂子[カザマシゲコ]
エッセイスト。本名・妹尾茂子。1932年、新潟県佐渡生まれ。61年、妹尾河童さんと結婚。87年、旧姓の風間茂子で『なるほど家事の面白ブック』(三笠書房「知的生きかた文庫」収録)を刊行
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感想・レビュー
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ゆか
24
面白かった。妹尾河童さんの奥さんのエッセイ。言語回路の成り立ちを調べるため、油揚げと焼き肉を逆に教えてたという妹尾さんのエピソードが、面白かったが、本人は困ったことだろう。クールで淡々としている子育ては、実はすごく難しいだろうなと思った。2014/11/22
けいちか
1
妹尾河童さんの奥様が旧姓で書かれたエッセイ。もともと河童さんのことは、本業である舞台美術ではなくヨーロッパ旅行時に泊まった部屋の見取り図の文庫を読んで知っていた。茂子さんは表題からも判断できるように2番目の奥様で、河童さんと死別された前夫人との間のお嬢さんと実の息子さんを育て上げた素晴らしい方。しかもご主人の職業が普通のサラリーマンではないため、苦労されたようだが、苦労を苦労と書かれていないため、楽しい読み物となっている。最後にお嬢さんと息子さん、それぞれの言い分が掲載されているのが良い。2007/05/07
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