出版社内容情報
およそ海外旅行と無縁の私小説作家が初めて世界クルーズへ。同行者を呪い、半生を振り返りつつ、それでも世界はそこに毅然と実在した。
内容説明
なんの因果か、還暦過ぎて嫁はんにせがまれ、世界一周のクルーズに出ることになった「私」。シンガポール、ケープタウン、リオ・デ・ジャネイロ、イースター島、タヒチ…。名勝をめぐる旅は「私」にとっては人生最大の苦行であった。同行者を呪い、半生を振り返りつつ、それでも世界は、猥雑かつ壮大に、「私」のまえに存在した。
著者等紹介
車谷長吉[クルマタニチョウキツ]
昭和20年、兵庫県飾磨市(現・姫路市)生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。広告代理店、料理屋などで働きながら小説家を目指す。平成5年『鹽壼の匙』で三島由紀夫賞と芸術選奨文部大臣新人賞、平成9年『漂流物』で平林たい子文学賞、平成10年『赤目四十八瀧心中未遂』で直木賞を受賞。平成13年には「武蔵丸」で川端康成文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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