文春文庫
グーグル秘録

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 663p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167651879
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0198

出版社内容情報

グーグル、アップル、フェイスブック。新旧メディアの野望と苦悩。大幹部たちにベテラン記者が直接取材、風雲急を告げるIT三国志!

生々しい巨龍たちの激突を活写する! 成毛眞解説

グーグル、アップル、フェイスブック。新旧メディアの野望と苦悩。大幹部たちにベテラン記者が直接取材、風雲急を告げるIT三国志!

内容説明

全盛期のビル・ゲイツが「怖いのは、ガレージで新しい何かを始めた連中だ」と呟いたその時、彼らは創業した。マイクロソフト・アップル・フェイスブックとの熾烈な争いに、伝統メディアも巻き込んで新時代の扉が開かれる。「ニューヨーカー」ベテラン記者が大幹部たちに直接取材した圧巻の新旧メディア興亡史。

目次

第1部 別の惑星(君たちは魔法をぶち壊しているんだ!)
第2部 グーグルの物語(ガレージからの出発;活気はあれど収入はなし―一九九九~二〇〇〇年;グーグル・ロケット、発射準備―二〇〇一~二〇〇二年;無邪気、それとも傲慢?―二〇〇二~二〇〇三年;株式公開―二〇〇四年;新たな“悪の帝国”か?―二〇〇四~二〇〇五年)
第3部 グーグルvs.旧メディア帝国(ユーチューブ買収―二〇〇五~二〇〇六年;戦線拡大―二〇〇七年;政府の目を覚ます;グーグル、思春期に入る―二〇〇七~二〇〇八年;“古い”メディアは沈むのか?―二〇〇八年;競争か、協調か;ハッピー・バースデイ―二〇〇八~二〇〇九年)
第4部 ググられる世界(ググられた世紀;伝統メディアはどこへいく?;これからどうなるのか?)

著者等紹介

オーレッタ,ケン[オーレッタ,ケン] [Auletta,Ken]
ベテラン・ジャーナリスト。1974年、政治記者としてキャリアをはじめ、その後雑誌コラムニストに転じ、テレビ出演も多数。ジャーナリストの選ぶ『20世紀最高のビジネス・ジャーナリスト100人』のひとり。ピュリッツァー賞の審査員も務めている

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。1995年日本経済新聞社入社。記者として活躍の後、2008年フリーに。2012年5月、米モントレー国際大学院から翻訳修士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プラス3

9
解説・成毛眞・・・面白いに違いないので読んでみた。とにかく文章が上手い。600ページという文量を感じさせることなく読ませてくれます。内容も濃い。もちろんグーグルがメイン(中の人の言葉がこんなにたくさんあるのは、他に無いんじゃないかな)ですが、競争相手やメディア業界の変遷もグーグルと絡めて書いてあるので、得られる情報量がとんでもないです。2013/10/04

James Hayashi

7
同じシリコンバレーに住むものとして、グーグルに対し憧れ、やっかみ、恐れなどを感じている。それほどの大企業に数年でなってしまい、まだまだ巨大化しつつあり、株価も上昇中。この本自体は、インタビューをまとめたもので、あまり参考にならなかったし、今後の動向も見極められなかった。多くの企業がそうであるように、果たしていつまで成長企業であり続けるのか?今後も注視して行きたい。 2014/02/03

モモのすけ

6
グーグルも普通の大企業になってしまうのだろうか。「怖いのは、どこかのガレージで、まったく新しい何かを生み出している連中だ」(ビル・ゲイツ)。「不可能という言葉に、健全な疑いを持とう」2014/01/02

roughfractus02

4
原題Googled(グーグル化)とは中抜きによる既成メディアの破壊をいう。新聞やTVの広告・CMを省いたコンテンツが無料で検索、掲載されると、既成メディアの費用削減は加速する。勤務時間の20%を自由に使えるGoogleのルールも従来のタイトな労働環境に影響を及ぼす。これらGoogleのユーザー主義なるものは1998年に創業したペイジやブリンらの理念の残滓だと著者は仄めかす。2007年ダブルクリック買収でバナー広告を始め、ユーザー監視にシフトする巨大企業の曲折を、本書は膨大な取材によるクロニクル構成で辿る。2018/06/27

MIC

4
グーグル創業者の生い立ちから、グーグルが世界を席巻するところまでを、当事者への膨大な取材をもとに書き上げたノンフィクション。ようやく読み終わった。グーグルの内部のことはあまり知らなかったですが、だいぶ勉強になりました。成毛さんの解説もよかった。今のところ死角はないように見えるが、いずれは他の企業と同じような道を辿るだろうとのこと。どうなるでしょうか。2016/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7068390
  • ご注意事項