文春文庫
エレクトロボーイ―躁鬱病をぶっとばせ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 439p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167651329
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0198

内容説明

ニューヨークの街で、服を着替えるように職を替え、映画監督、男娼、アルマーニ広報、アート・ディーラーへ…挙句、贋作詐欺でムショ暮らし。幼少期から躁鬱病に悩み、薬物投与とカウンセリングも効を奏さず、19回にわたる“電気ショック療法”で精神の安定を得るまでを描いた、ジェットコースター回顧録。

目次

ぶっ飛び生活
オズの国
ぼくの宇宙船で
郊外難民
マンハッタン乗換駅
トリプルXライブショー
スマッシュ
プライベート・ダンサー
ファッションの奴隷
三人では仲間割れ〔ほか〕

著者等紹介

バーマン,アンディ[バーマン,アンディ][Behrman,Andy]
1962年、アメリカ、ニュージャージー州生まれ。高校時代に早稲田実業高校に留学。ウェスレヤン大学卒業。PR代理業やアート・ディーラーなど数多くの職につく。長期にわたる躁鬱病を19回の電気ショック療法で克服するまでを描いた『エレクトロボーイ』で注目を集める。現在はフリーランス・ライターとして活躍中

浜野アキオ[ハマノアキオ]
1961年生まれ。京都大学文学部卒業。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるこ

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昔々、ウッチャンナンチャンの本に、「コスタビのアートのモチーフになった」というエピソードが書かれてました。本作の著者は、そのコスタビのもとで仕事をしていて、コスタビの贋作を売ったとして訴えられた(そして負けた)、躁鬱病の男性。コスタビへの興味から出会った1冊ですが、とにかく疾走感がすごい。そしてウッチャンナンチャンとのアートワークが世に出たのか否かはわかりません……。「訳もわからず叫ばされた」ってウンナン本には書いてあったような。2013/09/30

Yoshiyuki Nishikawa

0
また読んでしまった。そして、ひどく憂鬱…それにしても、病んでるとしか思えない。そして、少し前!?のまだ元気であったアメリカの現代病そのもの。しかも、社会的には一応の成功者。ただ、作者の精神構造に共通のものを少なからず感じてしまう時、自分は妙に悲しく落ち込む…読まなきゃよかったと、毎回思う。2012/05/25

shamrock

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俺として一番許し難い生き方だと思った。なんかむかつく。クスリやるな。2011/01/04

kimumaki

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ブロスを購入したら、04/12で書いた『エレクトロボーイ』の書評を柳下さんが書いてました。そうそう、ただの闘病記じゃ無い。80年代の最もバブリーな時期にN.Y.に住み、狂ったように仕事・遊びをこなしていた筆者が狂ったように動けたのは病気のせいだった!と気づいちゃうって話。映画に出てきそうな成り上がりの話に思わせ、一転オチがこれだからね。ホントにこんな生活してた人がいるのかって思わず感嘆しちゃいます。2003/04/12

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