内容説明
首位打者を8回獲得した安打製造機トニー・グウィン。2632試合連続出場を達成した鉄人カル・リプケン。大リーグ史上に燦然と輝くふたりの名手が打ち明ける“技芸の神髄”。考えつづける選手こそが卓越した存在となる―リアルなインタビューと鮮やかな分析によって野球の心臓部に迫った名著。野球を見る目が今日から変わる。
目次
3 打撃術 トニー・グウィンの「筋肉記憶」
4 守備術 カル・リプケンの「情報密度」
結論 「たぶん選手のほうが元気になったのだろう」
著者等紹介
ウィル,ジョージ・F.[ウィル,ジョージF.][Will,George F.]
1941年生れ。オクスフォード大学、プリンストン大学などで学んだ政治コラムニスト。77年にピューリツァー賞を受賞。ワシントンD.C.在住
芝山幹郎[シバヤマミキオ]
昭和23(1948)年金沢市生れ。東京大学仏文科卒業
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感想・レビュー
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TMHR ODR
3
下巻はトニー・グウィンの打撃術とカル・リプケン・ジュニアの守備術。特に打撃術には感心させられる。考えに考えぬく探究心と、それを元に筋肉に覚え込ませる努力の凄さ。2015年シーズンが始まる前に読んで良かった。2015/02/09
fs_htnk
1
『マネー・ボール』はもとより『ビックデータ・ベースボール』くらいまでは、この本が書かれた約30年前と「野球の本質は変わらないんだろうな」と思った。ところが、『アストロボール』や『アメリカンベースボール革命』くらいまで進んでくると「ルールが変わってないだけで、この野球ってのはもう自分が知ってる野球とは全然違うモノなんじゃないか」と思えたりする。本書はそういった温故知新のための古典として書庫に保管されることになるでしょう。2021/10/03
キムトモ
1
守備編、結論が面白かった。データが古いが野球好きはタメになる。これから読む野球小説も面白く読めそうだ。冬季はアメフトばかり鑑賞だけど、野球の奥深さが気持ちイイ!!2012/10/03
shunichi
0
上巻に同じ。2019/08/14
たつや
0
グウィンの打撃術とリプケンの守備術を中心に書かれている。一流プレーヤーに共通するのは、細かいところまで準備を怠らないこと。守備位置の取り方やボールの待ち方など、過去のデータや味方と連動した動きなど、勝つための戦術の奥深さが面白い2019/07/11