出版社内容情報
第一期三十二巻に続き、司馬全集第二期の開始です。第一回配本は戦国期、信長、秀吉の天下取りを助け、自らも九州で覇をとなえたた稀代の知将黒田孝高の波瀾の生涯
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナオデラ
5
この巻は本能寺直前位まで。真っ白な竹中半兵衛、白よりな灰色の黒田官兵衛、黒よりな灰色の羽柴秀吉。純粋に戦略、知略の成功を願うのか、そこに自分の欲望が絡んでくるのか。その点では黒田官兵衛の位置は理想的に思えた。生死の境を乗り越え新しい人格に成長していく様も魅力的に描かれていた。2014/03/08
ケン
3
黒田官兵衛の物語。未読の一冊でした。官兵衛と半兵衛、官兵衛と秀吉、それぞれの関係が興味深く読めます。ここから豊臣天下となるまでの官兵衛の活躍が楽しみ。2022/12/22
アンディ・ワイス
0
黒田官兵衛の話。官兵衛の人間性が湧き上がってくると同時に播州の光景が目の前に浮かんでくる。何となく土地勘があるような気がするから不思議なものだ。官兵衛は苦労の連続。秀吉との人間関係が面白い。2021/08/18
迷ってばっかり
0
これは未読でした。大河ドラマの軍師官兵衛の時に読んでたら、また違った感想になるかもしれないかな。備中高松城の戦いの前で次巻となります。前から黒田官兵衛好きだったが、これを読んでより好きになったかもしれない。続きが楽しみ。2020/09/26