文春文庫
帝都幻談〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 458p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167630027
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

「積年の怨みをはらすべき」と集まりだした化けものたちが起こす怪事件。誰が江戸の危機を救うのか? 荒俣ワールドが炸裂する!

内容説明

時は天保11年。江戸の町に怪しげな事件が続く。蝦夷の地よりミンツチ、アヤカシなどの怨霊が、さらには霊界からも恐るべき妖怪どもが江戸を我がものとするために集まってきたのだ。その危機に立ち上がったのは北町奉行・平田篤胤。あの『帝都物語』以前の壮絶な戦いを描く荒俣ワールドついに開幕。

著者等紹介

荒俣宏[アラマタヒロシ]
1947年生まれ。東京都出身。慶応義塾大学卒業後、水産会社に入社。その傍ら英米の幻想文学などを翻訳しつつ、評論活動も展開。独立後は翻訳、小説、博物学、神秘学などジャンルを越えた執筆活動を積極的に続け、数百に及ぶ著書を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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KAZOO

126
帝都物語からの派生本なのでしょうね。各章の最初にある水木しげるさんの絵にどうも影響されてしまいます。平田篤胤、最上徳内、遠山金四郎、鳥居耀蔵などなど幕末近くに活躍した実在の人物が出てきます。さらに加藤なる人物も。キーとなる稲生物怪録も昔見たことがあり楽しめました。2016/12/26

miroku

14
まあ、確かに、妖怪と呼ばれるものが多かった時代。しかし、史実に沿いながら、ここまで被せられるのは荒俣センセイならでは。下巻が楽しみ♪2012/08/02

laughmix

5
加藤よ、また君か。と思った方大勢おられるだろうなあ(笑)。 ツメの甘い魔王になれない魔人の加藤。世にヒールは数多くある中でも愛すべき敵キャラの一人ですなあ。 そしてどうしても加藤といえば、実写化にあたってあの俳優さんほど適役はいなかったよなあ・・としみじみ思うのです。ドーマンセーマンのポーズ、かっこよかったもんなー。あとは渋沢翁かな。。って話ずれちゃった。 いまひとつ、盛り上がりながらも頂点に欠け、もっと大きく盛り上がるのかな、と思ったところでおしまい。次のページに「次回予告!」が入るような終わり方に感じ2012/12/12

yumiha

4
イワゴー『たくましく育ってほしい』の解説が良かったので、どんな作家だろうと気になったのだが、ただの大衆小説だった。平田篤胤や歌川国芳をうまく扱っていたけれど。2012/08/10

可兒

3
帝都物語の前日譚を文庫で再読。なぜかいつもミスを犯す加藤の癖は、この頃から始まっていたらしい2012/12/21

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