文春文庫
花輪茂十郎の特技―八州廻り桑山十兵衛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167627140
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

関東一帯で次々と発生する事件を、時に叡知で、時には豪剣の冴えで解決し、悪党どもには「強面」の印象が強い我らが桑山十兵衛も、小石川同心町の自宅に戻れば一介の御家人。ひょんなことから恋女房が実家へ戻ってしまい、その上、自身が何者かに襲われてしまう。果たして、十兵衛に安息の日々は訪れないのか…。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16(1941)年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。会社勤務を経て、43年よりフリーに。60年、処女作「大君の通貨」で、第4回新田次郎文学賞受賞。平成6年、「恵比寿屋喜兵衛手控え」で、第110回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひかつば@呑ん読会堪能中

11
読み始めてすぐ第4巻を飛ばしてしまったことに気づいたが、まぁ途中の説明もあり展開を追いかけるのには困らなかった。が、これまでと話が違う!!幸せの絶頂から理不尽にも奈落に突き落とされ、とうとう堪忍袋の緒が切れたか。第2巻の作者あとがき『江戸限定の捕物より制約無く書ける』のとおり大胆なストーリーを堪能しました。いやぁ目が放せませんな。 2013/08/01

ジュール

7
再読。登勢に去られた十兵衛。十兵衛の命を狙う何者か? つながる糸が切れたり、続いたり。最後は花輪茂十郎の特技で謀主が判明。でも最後のやっつけ方は乱暴では?2020/07/25

nyaboko

7
たぶん今巻が初めてじゃなかろうか、こんなに捕り物としてバッチリ終わったのは。まぁ、最後かなり乱暴な終わり方だけど、今までが今までだけに積もり積もって仕方なかろうという面はある。正義のため、というよりさんざんな目にあったわけだからね。いやでも途中嫁が実家帰ったのには大笑いw どうなるかと思ったけど、最後大団円でよかったねぇといったところ。2013/02/22

けいちか

4
桑山十兵衛シリーズ第5弾。前作を読み終わってから、かなり経っているので(調べたら1年半前だった)、内容を思い出すのに苦労した。問題の解決方法が先急ぎのような気がしなくもない。勘違いで実家に戻った妻が戻ってきたのはいいが、そういえば一人娘はどうしたのだろうか?なぜか気になる。2009/01/01

moon-shot

3
桑山十兵衛第五巻。八州廻りの本来の任務は破落戸の逮捕ですが、この巻は、散逸した金沢文庫の書を取り戻す話、足尾銅山での鋳造銭を巡る騒動、伊香保温泉の源泉争いなど民事っぽい事件が増えます。十兵衛は頭も切れるので、時に大岡裁きの見事な解決を見せますが、頭の良いヤクザに逆に一本取られる時もあって面白い。ところが家に帰ってみると、恋女房のお登勢がなんと実家に戻っていて、さしもの十兵衛も大慌て。理由を探っていたら、いつの間にか物凄い陰謀に嵌まることに。果たして黒幕は誰だ?根性の腐った連中相手に十兵衛の剣がうなります。2024/01/06

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