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文春文庫
信長〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 345p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167627119
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

足利義昭との溝が深くなった織田信長は、越前の朝倉義景や近江の浅井長政を滅ぼし、天下人への地歩を着実に固めていく。そして、甲斐の武田、本願寺を中心とする門徒衆、越後の上杉等と血みどろの死闘を繰り広げていく。次々と難敵を倒していく信長にとり、最後の大敵である西国・毛利討伐のため、京・本能寺へと向う…。

著者等紹介

佐藤雅美[サトウマサヨシ]
昭和16(1941)年、兵庫県生まれ。早稲田大学法学部卒業。会社勤務を経て、43年よりフリーに。60年、処女作「大君の通貨」で、第4回新田次郎文学賞受賞。平成6年、「恵比寿屋喜兵衛手控え」で、第110回直木賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

44
私の好きな直木賞作家、佐藤雅美氏が書いた信長でしたが、上下巻読んでみて、うーん、どうでしょう。内容としては、正直、まずまず、ボチボチという感じでした。しかし、佐藤氏の作品らしく、当時の文献が引用されているのは、ある意味リアリティーを感じました。何度か、当時の太田牛一という人が書いた文献が引用されていますが、そこを読むと、かなり信長は色んな所で残虐に処刑やら人を殺してるみたいで、知ってはいましたが、ここまで人数などこくめいに書かれていると正直びびりました。良くも悪くも佐藤節が全開の作品だったと思いました。2017/02/23

金吾

11
全体として淡々と書かれており読みやすいですが、特徴が余りないので内容が残らない本でした。信玄の西上遅滞の考察は面白かったです。2020/06/15

けいちか

3
佐藤さんにかかるとどんな信長像が出来上がるのか興味があって読んでみた。しかし、あまり独自の解釈があるわけでもなく、淡々と進んでいくので、読んでいて盛り上がりがなく、上下巻を読み終わるのに、かなり時間がかかりました。触手が動かなくて、途中で違う本をたくさん読んでしまった。借り物なので、どうしても読み終わらないといけないので、頑張って読んだ、そんな感じ。2008/08/01

すずき

2
★☆☆☆☆ 下巻も残念。唯一ハラハラドキドキしたのは、あと2mmぐらいしか残ってないのに本能寺の予感が全くナイこと。まあ分かってたけどサックリ終わりました。信忠がろくに手勢も連れず京にいた理由だけは分かった。2012/06/14

Zhao

2
佐藤雅美流信長です。織田信長を貶めすぎず、崇めすぎず、狂気の天才とも描かず、淡々と描かれた作品。本能寺の変もきわめて淡々と描かれ、「あれ、終わっちゃったの?」って感じだけど、こういう作品のほうが信長入門としては良いかもしれないね。2012/06/02

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