文春文庫<br> グロテスク〈下〉

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文春文庫
グロテスク〈下〉

  • 桐野 夏生【著】
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  • 文藝春秋(2006/09発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 453p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167602109
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



桐野 夏生[キリノ ナツオ]
著・文・その他

内容説明

就職先の一流企業でも挫折感を味わった和恵は、夜の女として渋谷の街角に立つようになる。そこでひたすらに男を求め続けて娼婦に身を落としたユリコと再会する。「今に怪物を愛でる男が現れる。きっと、そいつはあたしたちを殺すわよ」。“怪物”へと変貌し、輝きを放ちながら破滅へと突き進む、女たちの魂の軌跡。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

560
最後は再び「わたし」の短い手記で閉じられるが、下巻の中核をなすのは和恵の日記であり、その前哨を形成するチャンの上申書である。これで上巻の「わたし」、ユリコを含めて4人の語りが揃ったのであるが、そのいずれもが極めて主観的なものであり、したがって強度にエゴイスティックでもある。おそらく、読者の多くはこれらの登場人物の誰にも共感を寄せて読むことはできないだろう。にもかかわらず、彼らの一人一人は読者である「私」でもあるのだ。すなわち、「グロテスク」は小説として外在化されていると同時に、私たちの内なる姿でもあった。2017/05/18

明智紫苑

293
再読。斎藤美奈子氏の解説では和恵の転落を「勝利」と見なしているが、それって要するに、本田透氏の本にあった「脳内勝利主義」だよね? だって、第三者目線から見れば明らかに色々な意味で「負け」なんだし。一番の勝者はどう見てもミツルだよ。それはさておき、この小説は女の怖さや醜さを描いているが、さらに重大な要素として「ヒエラルキー」と「レイシズム」がある。まあ、そもそもレイシズム自体が白人を頂点とするヒエラルキーの一種なんだけど、平田姉妹が純日本人だったらこの小説の様子がちょっと違っていたかもしれない。2016/05/24

zero1

285
【悪意が迸る】登場人物はみな【信頼できない語り手】か。生きて負の遺産を増すだけ?遺伝より環境が人間を形成?下巻は殺人犯、張の上申書が長い。学力を誇ったミツルはその後どうなった?和恵の日記から人間関係の無いことによる飢餓や癒されない渇きを強く感じる。どれだけの取材を重ねたらこのような作品が書けるのか。その割にオウムをモデルにした新興宗教など欲張りすぎが残念(後述)。ベクトルの狂った悲劇で人の本質を示したが、正直くどい。これは長編が陥りやすい落とし穴で、せっかくの力作がもったいない。重いダメージが残る作品。2020/02/04

W-G

268
ドロドロした本が読みたい時だったので面白かった。思春期特有のエゴやコンプレックスがごちゃ混ぜになった意地悪な目線の描写がとても上手で、女性ではなくても共感や納得出来る。『私』と『和恵』の鬱屈した感情が澱のようにたまっていく過程が本領。男性視点の中国の章は無い方が、存在の不気味さが引き立ったと思う。ユリコが堕ちていく過程をその分もっと詳しく書いて欲しかった。実際の事件を題材にしており、この事件は漫画や映画でも広く元ネタになっていますが、現実とあまりリンクしていない、過去や結末の部分こそ面白かった。

鉄之助

178
平成の『人間失格』に思えてならなかった。第7章「肉体地蔵(和恵の日記)」では一流会社に勤めながら、街娼に落ちぶれるドロドロの世界、転落の極みが繰り広げられる。全編、悪意や人間の醜さが溢れる。しかし、読後の爽快感は何だ! 太宰治の『人間失格』のよう……。主人公の「わたし」が妹の忘れ形見、甥の百合雄と一緒に街に立ち客を引く。「中年の娼婦と、17歳の盲目の女衒の組み合わせが生まれたのでした」 明日に向かって生きることの、力強さに勇気が湧いてきた。2018/07/29

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