内容説明
女、40歳、(世にいう)負け犬。一人暮らしは長いけど、面白くてやめられない。強力な毒毛虫とは壮絶なバトルを展開、腰痛対策には女子高生ご用達の厚底ブーツを愛用。イタリアでは半ケツをさらしたりと不測の事態は起きるけど、40オンナは余裕を持って切り抜ける。心も体も元気になるポジティブ・エッセイ。
目次
華々しく大台へ
意外な使い途
危険と隣り合わせ
復讐のとき
「本番」に弱いやつ
埃の館
真夜中の衝動
カルシウムを売る男
しめて一万円
コレクターへの道〔ほか〕
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
エッセイスト。1961年神奈川県生まれ。大学卒業後、保険会社に勤務したあと、北京外国語学院留学生として中国滞在。2003年に自らのがん闘病を綴った『がんから始まる』は大きな反響を呼び話題になった
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろここ
9
アラ還美女、岸本葉子さんが40歳になる頃のエッセイ。タイトルの『まだ美人?』ってところから、美容法なんかもあるかなと思ったら、普通に女一人暮らしの苦労を描いたエッセイだった。気に入った家具を揃え、食器を吟味し、お家をメンテし、自分の生き方を整えていく。お気に入りしか持たない暮らしの走りかもしれない。インターネットがまだ普及していない頃、女の一人暮らしは大変だったんだなとわかる。何かトラブルがあった時、解決策と業者を探すのが大変そう。著者は慌てないように、いろんな業者のチラシを取って置いて備えてるし。2018/05/28
ヨハネス
7
交差点で青信号が終わらぬうちに急いで渡ろうとしたら同行者に「どっちかが青なんだから急がなくても」とたしなめられた話、すごく昔にどこかで読んだことがありました。ここだけ立ち読みでもしたのでしょう。忘れられない話でしたが、この本だったんだ。犬が苦手な話、圧力釜が怖い話、野菜スライサーで指をスライスする話、みんなタイトルの年齢とは関係なく、思い切り共感できる話がたっぷりでした。スライサーを使うとき指にプロテクターが必要と書かれているんだけど、どんな方法なんだろう。そこまで書いて欲しかった・・・・・・2016/02/15
スローリー
3
日々のちょっとしたことを工夫されてるなぁ。2012/09/18
けいちか
2
怒涛のバレエ公演鑑賞の合間を縫って読んでいたので、疲れない、軽いものを、と思って手に取った。別に内容が軽いわけではなく、さくさく読めて、共感できる感じが良かった。女性のマンション1階の一人暮らしの心配感とかが実感でき る。色々工夫してるというのも分かるし、女性の一人暮らしでなくても、共感できる部分はたくさんあると思った。2009/04/12
spock0106
1
岸本さん、40前の日常エッセイ。2012/05/03