出版社内容情報
「妻は夫をどう思っているか」「被害を未然に防ぐ方法」「女が発言するとき」…。譲歩つづきの果てに達した人生解脱のエッセイ集!
内容説明
問答無用!論理も通用しない悪質な相手に立ち向かう武器は笑いと譲歩だけ。追いつめられたツチヤ教授が繰り出す奇策の数々。「妻は夫をどう思っているか」「被害を未然に防ぐ方法」「人生は無意味か」「女が発言するとき」など、譲歩につぐ譲歩、ゴマカシにつぐゴマカシの果てに達した捨身のユーモア・エッセイ集。
目次
暗の章(最前の悩み方;なぜ口下手か―生物学的理由 ほか)
雲の章(あなたは非常に運がいい…かもしれない;教育者の宿命 ほか)
低の章(中高年の女が恐れるもの;理解できない女 ほか)
迷の章(カユくてコワい夏;人生は無意味か ほか)
著者等紹介
土屋賢二[ツチヤケンジ]
1944年岡山県生まれ。現在、お茶の水女子大名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
65
全国に潜む恐妻家たちの同情と共感を誘う土屋賢二先生の至言、そして私も尊崇してやまないツチヤ師の迷言の数々が詰まっています。定価542円+税にて購入できるのに買わない手があるでしょうか?森山直太朗さんの解説も最高でした。2022/01/22
かんらんしゃ🎡
43
著者のスタンスは自嘲と減らず口。弱いと見せかけて屁理屈で攻撃してくる。あなたチキンなの?やる気なの?それとも戦うチキン、闘鶏シャモみたいな人生観なの? 哲学者だけに事の掘り下げは深い。深そうには見える。でも自然の摂理も人の情も彼にとっては話をオトす前フリでしかない。読んでる間ずっと笑っていたぞ。2023/07/23
優希
43
脱力系で笑わせて頂きました。論理が通用しない相手にはただひたすら笑いと譲歩で対応するのがおかしすぎます。追い詰められたときに繰り出す奇策はただひたすら譲歩とゴマカシという捨て身にニヤリとさせられました。ぼんやり読みたいけれど笑いを求める時に最適なユーモアエッセイですね。2014/09/27
10$の恋
37
また簡単に人の不幸を楽しめて(土屋先生ゴメン)、他人事として突発的に笑えて(土屋先生ゴメン)、土屋先生に比べたら自分の小さな悩みを深く考えるのがアホらしくなった(土屋先生ほんとにゴメン)♪実は、土屋先生のエッセイはどれを読んでも似たりよったりの言葉遊びなんだけど、よく考えたら自分も毎日突飛なことに出くわしてる訳でもなく、平凡な日々の中の出来事で「あ~やこ~や」考えることが大切なんだと思う。思わぬアクシデントが発生しても、その中にも新たな発見があり人生の糧に変えて行きたいと頷かす、暇つぶしエッセイ😁✌️2025/05/15
魚京童!
30
医者をバカにするのは化学者、化学者をバカにするのは物理学者、物理学者をバカにするのは数学者、数学者をバカにするのは哲学者らしいですよ。哲学者のわたしをばかにする者はいっぱいいます。2013/11/19