出版社内容情報
「カツ丼とは何か」を私たちが考えるのは、出されたカツが異常に小さくて納得できない気持ちになった時です──。名講義が冴える!
内容説明
大哲学者たちが考えたことを信用できるでしょうか?いつもはあまり信用されないツチヤ教授が挑戦的にこう問いかけた。不信感を抱く学生を前にして、プラトンやデカルトなどに代表される哲学史に輝く深遠な学説に、誰にでもわかりやすい言葉で鋭く切り込み、哲学の初心者たちと共に一から考えた渾身の講義。
目次
第1週 哲学は深遠な真理を解き明かすものか?(哲学は何でないか;「われわれが時計で測っているものは、時間ではない」―ケース1 時間;「絵が美しいのは、そこに美が宿っているからだ」―ケース2 原因;「机の色や形は見えても、机そのものは見えない」―ケース3 何が見えるか;「ツチヤは、本当の意味では人間とは言えない」―ケース4 イデア論;絶対に疑えないもの―ケース5 「われ思う、ゆえにわれあり」;「われ思う」が疑えない理由)
第2週 哲学で何がわかるか?(コーヒーを注文する方法―言語ゲームが必要な理由;言語ゲームで哲学の問題はどう解けるか;「哲学の問題を全面的・最終的に解決した」究極の理論;哲学で世界を説明できるか)
著者等紹介
土屋賢二[ツチヤケンジ]
1944年岡山県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業。1975年にお茶の水女子大学に講師として就職後、同大教授、教育学部長などを経て、2010年より同大名誉教授。専門は哲学。ユーモア・エッセイストとして知られており、また本業の哲学についても、一般の人にも分かりやすく教え考えさせることに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ehirano1
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