出版社内容情報
松下幸之助、有吉佐和子、東山魁夷、木村伊兵衛、沢田美喜、藤山寛美、梅原龍三郎──20人余の昭和を代表する人々との傑作対談集。
内容説明
有吉佐和子、松下幸之助、東山魁夷、杉村春子、木村伊兵衛、藤山寛美、川口松太郎、梅原龍三郎―ひと筋の道を極めた各界の一流人との対話を軸に綴った傑作エッセイ集。二十余人の人物から不変の真理と人間味あふれる肉声を引き出した、著者の取材ぶりは圧巻。「人間への理解力―亡き母・高峰秀子に捧ぐ」(斎藤明美)を収録。
目次
東海林太郎
趙丹
有吉佐和子
東山魁夷
松下幸之助
円地文子
森繁久彌
浜田庄司
川口松太郎
杉村春子
林武
團伊玖磨
谷崎松子
木村伊兵衛
市川崑
菊田一夫
沢田美喜
『二十四の瞳』の子役たち
藤山寛美
梅原龍三郎
松山善三
人間への理解力―亡き母・高峰秀子に捧ぐ 斉藤明美
著者等紹介
高峰秀子[タカミネヒデコ]
1924(大正13)年北海道生まれ。5歳のとき映画「母」の子役としてデビュー。以後、「二十四の瞳」「浮雲」「名もなく貧しく美しく」など300本を超える映画に出演。著書に「わたしの渡世日記」(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)など多数。養女は作家・斎藤明美。2010(平成22)年12月28日、死去。享年86(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえこ
24
高峰さんの本、とても面白く勉強になります。たくさんの素晴らしい方との対談。知らなかったことや時代をたくさん知れてすごく刺激を受けました。2013/11/29
Salsaru
14
分野が異なるアーティスト同士もリスペクトを感じられる。いつでも会話が再開できる関係というのは、素敵です。2014/03/03
小豆姫
11
ああ、やっぱり好きだ。これまでに私が読んだ対談本のなかでピカイチ。目次にずらりと並ぶ各界超一流たちを相手に、高峰秀子さんはちゃきちゃきっと歯切れの良い飾らない語り口でどんどん胸中に飛び込んでゆく。お一人お一人を、心底慕わしく大切に思っているのが伝わってくる。皆さん故人になられているので、それだけに尊く貴重な一冊だ。2018/09/02
あつこんぐ
6
お風呂のお供本。こんな人がお姑さんだったら私なんて怒られてばかりだろうなぁと余計なことを考えてしまいました( ̄▽ ̄;)でも、最後の娘さんのあとがきを読んだら「強いばかりの人ではないのだな」と思いました。あのあとがきのおかげで高峯さんのことがより一層好きになりました。2012/11/25
relaxopenenjoy
5
リサイクル本。存命中を存じ上げないが大女優だった高峰さんのエッセイ本。益子の人間国宝、濱田庄司、谷崎潤一郎の3人目で最後の妻、谷崎松子、有吉佐和子など。中国の俳優のも印象的。あと旦那さんとの往復書簡も面白かったです。2024/03/22
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