内容説明
台所はオーケストラの舞台です。包丁、マナ板、フライパンなどを駆使して一皿の料理の完成まで、タクトを振るのはあなたです。でも、ときには怠けたいこともある。時間が無いヨ、というときもある。そんなときのために、ごく簡単でおいしい和、洋、中のレシピを集めてみました。お味?それはコンダクターの腕しだいです。
目次
和風(蕗―ふきの葉の炒り煮;鯛―白身魚の昆布あえ;昆布―あさりの昆布焼き ほか)
中国風(韭黄―イカのオイスターソース炒め;五香塩―ラプチョウ炒飯 ほか)
洋風(バゲット―ガーリック・トースト;月桂樹―ミートボール・デンマーク風;白ブドウ酒―あさりの白ワイン蒸し ほか)
ソース・タレ・つけ汁(白あえ;辛子酢みそ・辛子醤油;胡麻あえ・でんがくの味噌 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
57
小説?と思いきやレシピ集!(* ̄∇ ̄)ノ2019/03/14
アセロラ@道東民
57
とにかくお酒に合いそうな料理が多い。あんこうの胆のポン酢和えとか、たらの白子と大根の千六本鍋とか。そんなに飲めないのに、軟骨の唐揚げなんかが好きな自分としては片っ端から試したくなってしまう。昆布卵、味噌漬けタマゴはお弁当にも良さそう。牛乳の代わりに生クリームを使うホワイトソースのグラタンも美味しそうだ。初版は今から30年ほど前なので、今ではすっかりメジャーな食材もまだ珍しい物として書かれているのが面白い。高峰さんのちょい辛口でさばさばした文章も爽快。たれやドレッシングのレシピも載ってて便利。2014/10/28
ほほほ
27
和・洋・中の食材別。それぞれに簡単なエッセイと古今東西の格言や俳句などが添えられ、レシピが1つ記載されている。レシピには写真もないし、分量の記載もないし、工程の説明も超すっきり。自分にとっては完璧に理想的な料理本でした。ますます高峰秀子さんのファンになっちゃったな。2017/01/27
Kouro-hou
20
大女優の料理エッセイ。食材や調味料ごとに小ネタや思い出、一句付いてレシピが紹介されている。友人がワールドワイドで、谷崎潤一郎を見るとさくら鯛を思い出すという辺りも大女優。ただし味付け等は各自の舌と相談とのことで分量は出ていない。とにかく作れよ、やればわかるさ的ゆるさが良い。一応素材は吟味せよ、調味料は少なく買って代謝させよ、化学調味料に頼りすぎるなという心得も載ってます。材料に化学調味料と書いてある辺りに時代を感じたり。おつまみからビーフドリアまで内容も幅広く楽しい。2015/12/29
ミス レイン
9
長く読みたいと思って手にしたものの、一気読みすると眠くなる…。食事と同じように、過ぎたるは及ばざるがごとしと思った。ちょこちょこ大事に読もう。化学調味料に一項目のページを割いてるのが時代だなあ。安野さんの表紙がすてき。2016/06/06