文春文庫<br> 古代幻視

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文春文庫
古代幻視

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  • サイズ 文庫判/ページ数 412p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167583019
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

縄文文化から清少納言、さらには奇怪なドラマにみちた今昔物語のユニークな宇宙へと、文学・哲学を綜合した奔放な想像力がいどむ

内容説明

日本人の魂の原質をさぐろうとすれば、最後は「幻視」という心の力に頼らざるをえない―。土偶の形から死んだ妊婦の姿を、人麿の歌から流罪人の骸を、『枕草子』から激烈な体制批判を、北野天神縁起絵巻から後鳥羽上皇への呪詛を幻視して、次々と謎を解く、梅原学真骨頂。そして怪奇な中世世界への新たなる挑戦。

目次

第1部 古代の美―死と再生(縄文土偶の謎;縄魂の遺跡;人麿・人生とその歌;吉野ヶ里考)
第2部 政治と芸術―怨霊の絵巻(清少納言の悲しみ;北野天神縁起の謎)
第3部 中世の夢―伝承と物語(絵巻狂想;『今昔』の世界)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しーふぉ

24
歴史学者ではなく哲学者である著者だからこその視点が新鮮である。大学生の頃、隠された十字架や水底の歌を読んだのを思い出した。2020/07/25

詠月

4
縄文時代に関しての考察は凄かった!縄文文化を軽視していたのだと反省します。それから今昔物語について書かれていましたが、今昔物語を読んだことのない私は感想を持てませんでした。今昔物語はいつも挫折に終わるのです…長すぎて(笑) でも面白そうなので(いつの日か)挑戦してみたいです。2013/05/02

ヴェルナーの日記

2
哲学者で著名な梅原猛氏による古代(縄文~中世)における著者のエッセー集。哲学者でありながら、歴史にも造詣が深く、本作でも縄文土偶土器や、柿本人麻呂、清少納言、菅原道真など、様々な人物、事物、書物等について歴史家の目でなく、哲学者としての、新鮮な視点から記述していて、思考の観点が興味深かった一書です。2013/04/17

紫暗

2
著者が古代についての解説というよりは資料を元に様々な想像を働かせたまさに「幻視」した情景を書いてある一冊。あらゆる情報は出典が明らかにされているので読んでいて違和感はありません。著者の想像力に助けられて読んでいる我々も想像力たくましく古代社会を幻視することができます。新聞連載記事をまとめたものなので、短編集のような体裁ですが、それぞれにしっかりとしたテーマがあるので読みやすく、古代という時代を親しみやすく学ぶことができるのではないでしょうか。2011/06/14

Gen Kato

1
再読。ひとつの研究がさらなる関心と探究を生む、梅原先生のエネルギーのほとばしりが伝わってくる一冊。『水底の歌』で追及した柿本人麻呂の歌への洞察は鋭くユニークで、詩歌の研究は詩心のある学者さんがある意味奔放に行わないと、かえって理解が浅くなったり味気ないものになってしまうのかな、と思わされました。つくづく梅原流解釈の万葉授業を学生時代に受けてみたかった…2014/01/08

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