出版社内容情報
縄文文化から清少納言、さらには奇怪なドラマにみちた今昔物語のユニークな宇宙へと、文学・哲学を綜合した奔放な想像力がいどむ
内容説明
日本人の魂の原質をさぐろうとすれば、最後は「幻視」という心の力に頼らざるをえない―。土偶の形から死んだ妊婦の姿を、人麿の歌から流罪人の骸を、『枕草子』から激烈な体制批判を、北野天神縁起絵巻から後鳥羽上皇への呪詛を幻視して、次々と謎を解く、梅原学真骨頂。そして怪奇な中世世界への新たなる挑戦。
目次
第1部 古代の美―死と再生(縄文土偶の謎;縄魂の遺跡;人麿・人生とその歌;吉野ヶ里考)
第2部 政治と芸術―怨霊の絵巻(清少納言の悲しみ;北野天神縁起の謎)
第3部 中世の夢―伝承と物語(絵巻狂想;『今昔』の世界)



