文春文庫
神々の食

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  • サイズ 文庫判/ページ数 187p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167561079
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0195

内容説明

食べ物を作るという仕事は、神様の仕事に近いものかもしれない…。現代人が失った豊かさを、いまだに秘めている沖縄。その食の伝統を支える人びと、新しい「沖縄産」に取り組む篤農家、南国ならではの味覚の数々。沖縄に移住した作家と、南方写真師が十年の歳月をかけて訪ね歩いた食の現場・三十五景。写真多数。

目次

匂い立つ豆腐
グルクンの大変身
滴る透明な液体
共に食べる
シシマチの一日
ビールは風土
久高島のイラブー
御殿山のそば
黒糖の深い味
最も贅沢な果物〔ほか〕

著者等紹介

池澤夏樹[イケザワナツキ]
1945年、北海道生れ。埼玉大学理工学部中退。75年より3年間ギリシャに滞在。87年、「スティル・ライフ」で、中央公論新人賞、第98回芥川賞を受賞。93年、『マシアス・ギリの失脚』で谷崎潤一郎賞を受賞。2000年、『花を運ぶ妹』で毎日出版文化賞を受賞。2001年、『すばらしい新世界』で芸術選奨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kaori

24
沖縄旅行の参考に。2015/03/07

ナディ

12
沖縄の食を題材に書かれている。写真のたるけんおじいの本に出ていたので読んでみた。きっぱんとか食べてみたーい!単行本が2003年、文庫も2006年と情報としては昔のものになってしまったが、どうだろう。既に、「旧き良き沖縄の食」となってしまったものもあるのだろうか。2015/02/20

夏目

7
読んでいて,とても沖縄に行きたくなってきた.読むだけで,食に関する知識が深まった気がした2011/06/14

てくてく

3
沖縄の食に関するエッセイ。食とそれに関わる人が簡潔に紹介されていて、読むと沖縄に行きたくなる本だった。日本中の蘭を描くために沖縄に居ついてしまった人がアセロラの商品化に関わっているくだりがとても印象的だった。また、沖縄の人が特に自信をもっている所在について「しま」(例:しまらっきょう)を付けるということは知らなかった。2015/02/02

marimo

2
★★★ いつからか日々食べるものに関心が薄くなった。与えられたものを食べる。あるものを食べる。特別な日の特別な食事や楽しい酒席はもちろん好きで「おいしさ」は感じるけれども、それはあくまでも非日常のひとこまで、その席を離れたらまた日常に戻ってしまう。食べるものが自分のからだをつくる。栄養を土から、太陽から受けてちからに変える。じんわりと、しみじみと「おいしい」もののために人の手と想いがかかっている。そういうことに目を向けることは、自分自身と、自分が所属する世界をもっと愛することにつながる。生きることを知る。2019/07/14

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