文春文庫
みんな家族

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  • サイズ 文庫判/ページ数 511p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167551087
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

激動の昭和を「普通の人々」は、こんなにも逞しく生きてきた。二・二六事件の迫る冬、少女は花占いに夢をはせ、優しかったあの子は南方の戦いで死に、焼け野原に立って一儲け企む奴もいた。懐かしい路地裏の匂い漂う清水版昭和史。

著者等紹介

清水義範[シミズヨシノリ]
昭和22(1947)年、愛知県名古屋市に生まれる。愛知教育大学卒業。56年、「昭和御前試合」で文壇にデビュー。61年、「蕎麦ときしめん」でパスティーシュ小説の旗手として注目を集める。63年、「国語入試問題必勝法」で第9回吉川英治文学新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふみえ

5
ブックオフで見つけた。少し昔の昭和だが、普通の人の生き方は今とさほど変わらない。でも、生活を一からやり直すことが多く、とにかく頑張る時代。国の力も大きくて恐い。エネルギッシュだなぁと思う。2015/09/14

ううち

2
激動の昭和の物語。長男長女が頑張っていた時代でしたね。この方のは読みやすくてどれも好きです。特に、女の子のこまっしゃくれた?心の内に共感(笑)2013/04/27

げんさん

1
ファミリーヒストリーのような話だった。嫌いじゃない。むしろ大好き。2024/04/13

アルゴン

0
★★★★ 著者夫妻それぞれの両親の視点をベースにした昭和史。誇張も謙遜もせず、ただ「普通の人生」を描いた小説です。劇的な展開を期待していると物足りないかもしれませんが、実際のところあの異常ともいえる戦時中、普通の人が何を考え行動したかは知りたいところでした。そして、どんな人生もつづればおもしろいものですね。2015/01/08

土橋俊寛

0
家族史とも言える昭和史。登場する人物に(読者から見て)ドラマチックな出来事が次々と降りかかるというのではない。ごく普通の人を描いた小説だ。 60年以上も続いた昭和は浮き沈みの激しい時代だった。市井にある普通の人の視点による昭和史は面白く、読んでいて記録映画を観ているようだった。 自分自身が昭和生まれで、昭和を過ごしたのはわずかに10年ほどなのだが、昭和がいちばん愛着のある時代のように感じるのが不思議だ。 2022/10/09

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