文春文庫
旅行鞄にはなびら

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  • サイズ 文庫判/ページ数 227p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167546144
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

アルルからサン・レミへ。ゴッホに導かれて遭遇した花盛りのアーモンドの木。ミロ晩年のアトリエを訪ねて、マヨルカ島で歩いた小径。ベラスケスに名作を描かせたメディチ家の庭園。旅に生きたシャガールが故郷を見た南仏の夕暮れ。絵と花をこよなく愛する著者が、旅先で得た安堵を綴る紀行エッセイ。

目次

ゴッホとアーモンド
母と少年の小径
すずらんの微笑
白い指と紫陽花
壁に描いた花
葡萄畑のバラ
ちいさな花束
ヴェネチアの光彩
トレドの夕陽
ダリアの唇
名もなき花
純白の丘
郵便配達夫に花束を
メディチ家のバラ
白いアトリエ
花に抱かれた礼拝堂
まぶしかった木槿
岸辺の花
魂の中の花
グラスのコスモス
アルプスの花
誰のために描くのか
夕暮れのパリで
麦畑の賛歌

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
昭和25(1950)年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。平成3(1991)年、「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。4年、「受け月」で第107回直木賞受賞。6年、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞、14年、「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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黒井

5
16-101】絵画には明るくないので、どちらかというと作家の筆力を惜しみなく発揮した旅先の描写の数々に魅了されることに価値を見出す読書でした。旅先での出来事や目にしたものを受けての感情を綴った文章に触れることで、まだ行ったことのない街や国への想像を自分の中に湧き上がらせて思い描くことを楽しめるというのは、単純に美しい連鎖だなと思うし本の醍醐味でもある。必ずしもすべての意見に同意するわけではないけれど、シャガールの作品は素直に見てみたくなったしゴッホの生涯に興味がわきました。2016/06/03

オツエンタ

3
旅行した気分になったことも、もちろんだが、それよりも綺麗な言葉と、道端に咲いている花にさえ、立ち止まってじっくりと想いを馳せるその姿勢が、たまらなく好きだ。再読必至。2014/08/17

よし

2
伊集院 静さんによるエッセイ集。欧州の旅、特に絵画との出会いを中心に描かれていますが、本の題名のとおり、それぞれの地に咲く花々も数多く“登場”し、福山小夜さんの美しい絵が添えられています。伊集院さんの想いが日本と欧州を徒然に行き来するスタイルも楽しい。ホテルのマネージャーとルーヴル美術館に行った話と亡くなった弟さんの話が心に残りました。2015/11/22

shima・shima

1
夏が近づくと、旅に出たいという思いが強くなる。 今年は諸事情で遠出は出来そうもないので、旅の本を読んで旅への思いを巡らせる。 近所の本屋の旅の本コーナーに積まれていた本の1冊がこの本。ヨーロッパの絵画と花を巡る旅のエッセイ。 旅の途中に描かれたイラストが可愛らしく、画家や作者の家族に関するエピソードと、それに寄り添うようにふと目にした花の記憶が、優しい目線で描かれていて、読んでいて心地よかった。 独身の頃、友人としていたテーマのある旅。そんな旅がまたしたくなった。2013/06/18

Lc

1
ヨーロッパの旅路での随筆。花と絵画にまつわる話が中心です。絵画の作者の足跡をたどる回では、ゴッホに対する思い入れが伝わります。押し花のように、淡い挿し絵が花を添えます。2012/03/24

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