内容説明
アルルからサン・レミへ。ゴッホに導かれて遭遇した花盛りのアーモンドの木。ミロ晩年のアトリエを訪ねて、マヨルカ島で歩いた小径。ベラスケスに名作を描かせたメディチ家の庭園。旅に生きたシャガールが故郷を見た南仏の夕暮れ。絵と花をこよなく愛する著者が、旅先で得た安堵を綴る紀行エッセイ。
目次
ゴッホとアーモンド
母と少年の小径
すずらんの微笑
白い指と紫陽花
壁に描いた花
葡萄畑のバラ
ちいさな花束
ヴェネチアの光彩
トレドの夕陽
ダリアの唇
名もなき花
純白の丘
郵便配達夫に花束を
メディチ家のバラ
白いアトリエ
花に抱かれた礼拝堂
まぶしかった木槿
岸辺の花
魂の中の花
グラスのコスモス
アルプスの花
誰のために描くのか
夕暮れのパリで
麦畑の賛歌
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
昭和25(1950)年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。平成3(1991)年、「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。4年、「受け月」で第107回直木賞受賞。6年、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞、14年、「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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