内容説明
新しい先生は、口をきかんのじゃ…。舞台は戦争の傷跡の残る昭和三十年代、瀬戸内の葉名島。この小さな島の、生徒わずか七人の小学校に、北海道から代用教員がやってきた。口がきけない「機関車先生」。けれどもそれはかけがえのない出会いだった…。青年教師と島の人々との暖かな絆を描く、第七回柴田錬三郎賞受賞作。
著者等紹介
伊集院静[イジュウインシズカ]
昭和25(1950)年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。平成3(1991)年、「乳房」で第12回吉川英治文学新人賞受賞。4年、「受け月」で第107回直木賞受賞。6年、「機関車先生」で第7回柴田錬三郎賞、14年、「ごろごろ」で第36回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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