出版社内容情報
南海の楽園に堆積する廃棄物。ビルの林立する都会の空漠。滅びの中から再生を求める問題作。いち早くエコロジーと切り結んだ作品
内容説明
“最後の楽園”を撮影したミクロネシアへ旅する男は、いのちの環の綻びを知り、ニューヨークの廃屋でサムルノリに合わせて書を描く女は、いのちの環の始まりを垣間見る。死と生を対比して描かれる二つの世界。ひょっとしてこの惑星はあまり長くないかもしれない―終末への予感と、その再生を願う物語。
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- 洋書
- PERDONAME