内容説明
せんちめんたるの詩人、萩原朔太郎。記憶を失った埋められた屍体の魂。美貌の神父。朔太郎の恋人、エレナ。それぞれが織りなす摩訶不思議な物語。これは一体、夢か現実か?すべてが一つに収斂した時、驚愕の真実が!?そして、教会の香部屋に浮かぶあの天使は何を意味するのか―。幻想的大正ロマン小説の話題作、遂に登場。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
昭和26(1951)年、神奈川県小田原市生れ。48年、東海大学日本文学科卒業。52年、「奇想天外」誌に「カエルの死」を書いてデビュー。圧倒的な人気を博する「陰陽師」「魔獣狩り」「餓狼伝」の各シリーズをはじめ、山岳、冒険、ミステリー、幻想小説などの分野で広範な読者を魅了し続けている
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