文春文庫
わたしの唐詩選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167523114
  • NDC分類 921.43
  • Cコード C0195

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HIRO1970

34
⭐️⭐️⭐️弘前出張中に読みました。メンターなんて言葉がありますが、書籍の上ではありますが、中野さんの本はいつも私に新しい眼を開かせてくれているような気がします。当時75歳であり最晩年の作品の一つだと思いますが、基本的な東アジアの常識に対する理解力の違いに愕然とする思いが何度もありました。現代中国語の理解力だけでは伺いしれない風雪に耐えたものだけが持つ人類の叡智のようなものを解釈付きでご教授頂いたのは得難い経験でした。まだまだ中野さんの作品は追いかけねばなりませんがこの先も出会う作品が楽しみです。2015/03/24

金吾

18
○唐詩に関して造詣の深い著書の解説は情景が浮かび、背景を想像できるものであり面白かったです。特に絶賛している李白に関しては私も大好きですので、読みながら少し興奮しました。2023/09/07

よし

5
久しぶりに「唐詩選」に触れられた。有名な詩、以前書き留めておいた詩、暗唱できる詩、そして新たにいい詩と出会えた。ノートにそんな詩を書いていった。また河岸で、声に出して吟詠したくなった。。「又得たり 浮生半日の閑」「ー片の冰心 玉壺(ぎょくこ)に在り」    2019/05/28

Mimi Ichinohe

4
適当にページをめくって、目についた詩を鑑賞できる。短詩のみをとっているので、読みやすい。もちろん、どの詩も素晴らしい。著者は、王孟韋柳(王維・孟浩然・韋應物・柳宗元)が好ましく思うと前書きに書いていて、自然と心をリンクさせて作られている詩が多い。「蝸牛角上何事をか争う」(白楽天)一生なんてかたつむりの角の上の出来事。「桃紅復含宿雨 柳緑更帯春烟」(王維)美しい。紅の二尺伸びたる薔薇の芽の針やはらかに春雨の降る。を、思い出す。2018/08/10

内藤銀ねず

3
漢詩を読むとはどういうことか。学校の授業でも、仕事でもなく、趣味として(あるいは娯楽として)漢詩を愉しむ。 解釈つきの漢詩作品集は他にもたくさんあるけど、自分の人生に関わってきた漢詩について書くという試みは、とても日本人向けだと思う。

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